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J-GLOBAL ID：201702274197471452   整理番号：17A0562430

インドネシアでの調査を踏まえたPKSの供給ポテンシャルに関する一考察(第2報)

著者 (1件)： 古俣寛隆 (北海道総合研究機構 林産試)
資料名： 木材工業  (Wood Industry)
巻： 72  号： 5  ページ： 185-188  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： F0206A  ISSN： 0026-8917  CODEN： MKOGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオマス発電設備の代替輸入バイオマス燃料としてのアブラヤシ殻(PKS)の輸入可能性について,インドネシアにおいて関連事項の現地調査を実施した。本報はその第2報で,インドネシアのFITにおけるPKSの実際の利用可能量,PKS以外の有望なバイオマスの可能性について報告した。インドネシアでは,電力需要に対する供給量が不足しており,政府は民間資本による電力供給の増大を期待している。同国のFITは,発電出力10KW以下の小規模発電設備向けが対象で利用は極めて少なく,PKSが発電所向けに大量消費されている例は見当たらない。2013年のインドネシアにおけるPKSの発生量は614万トンであるがその余剰分は10%程度でしかも安定供給量の確保は難しい現状である。現在,同国からの供給可能なPKS以外のバイオマスは,パーム空果房(EFB)と考えられるが,技術的,コスト的に厳しく,実現には詳細な検討が必要であることを示した。

シソーラス用語： インドネシア共和国 ,  アブラヤシ ,  生物エネルギー ,  発電設備 ,  *生物燃料 ,  現地調査 ,  エネルギー政策 ,  *電力需要 ,  電力供給
準シソーラス用語： *FIT ,  *アブラヤシ殻 ,  パームヤシ空果房 ,  バイオマス燃料 ,  *バイオマス発電設備

分類 (3件)： 樹皮,その他の林産物  (FF05050G) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  火力発電  (NB03040D)

引用文献 (16件)：

• DIREKTORAT JENDERAL KETENAGALISTRIKAN KEMENTERIAN ENERGI DAN SUMBER DAYA MINERAL : Statistik Ketenagalistrikan 2014, 26 (2015)
• Ministry of Energy and Mineral Resources : INVESTMENT GUIDELINES BIOENERGY IN INDONESIA, 49, 75-81 (2016)
• A. B. Nasrin et al. : Journal of Engineering and Applied Sciences, 6 (6) , 433-439 (2011)
• Agency for the Assessment and Application of Technology : INDONESIA ENERGY OUTLOOK 2016, 87 (2016)
• Prasertsan, S. et al. : Biomass Bioenergy, 11 (5) , 387-395 (1996)

タイトルに関連する用語 (3件)： インドネシア ,  調査 ,  ポテンシャル