抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】肝葉切除における心拍数変動(SVV)の容量管理の実現可能性を調査する。方法:当院の2015年6月~2016年6月に肝葉切除術を行った患者60例を収集し、観察群(CVP維持0~5 cmH2O、SVV維持10%±2%)、対照群(CVP維持0~5 cmH2O)に分けた。両群の患者の各時間帯の血流動力学状況を記録し、麻酔後30分(T1)、肝葉切除終了時刻(T2)、手術終了時(T3)を含む。2群の患者の術前1日(A)、肝葉切除終了後(B)と術後1日目(C)のヘモグロビン(Hb)、血細胞圧積(HCT)、クレアチニン(Cr)と尿素窒素(BUN)レベルを記録した。両群患者の手術切除時間、術中の出血量、尿量、術後の胃腸機能回復時間、入院日数と合併症の発生率を記録した。【結果】2群間で,性別,年齢,体重,および肝機能に有意差はみられなかった(P>0.05)。両群患者の各時間帯におけるT1、T2、T3の血流動力学の比較において、観察群の患者の差異にはいずれも統計学的有意差が認められなかった。対照群の患者における侵襲性血圧(ABP)と中心静脈圧(CVP)には有意差がなく(P>0.05)、心拍出量(CO)、心拍数(HR)T2、T3はT1と比較し、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。観察群の患者の術前、術後の各項目の検査指標には、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)。対照群と比較して,尿素窒素レベルには有意差がなかった(P>0.05)が,ヘモグロビン,ヘマトクリット,およびクレアチニンのレベルには有意差があった(P<0.05)。両グループの患者の臨床資料は尿量の変化が大きくなく、その肝臓切除時間、出血量、術中の補液、胃腸道の回復時間、入院日数と合併症の発生率の比較には有意差があった(P<0.05)。結論:肝葉切除術にSVVの動態指導容量管理を応用することにより、術中の出血量のコントロール及び輸血量の減少、手術時間の短縮、患者の最適化、個別化の補液を行うことができる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】