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J-GLOBAL ID：201702274206191503   整理番号：17A0552125

電池電解質の輸送特性研究の重要性 リチウム-N-メチル-N-プロピルピロリジニウムビス(フルオロスルホニル)イミド混合物の輸送特性の再検討

The importance of transport property studies for battery electrolytes: revisiting the transport properties of lithium-N-methyl-N-propylpyrrolidinium bis(fluorosulfonyl)imide mixtures

著者 (4件)： Ruether Thomas (CSIRO Energy, Clayton, VIC 3169, Australia. [e-mail]) ,  Kanakubo Mitsuhiro ,  Best Adam S. ,  Harris Kenneth R.
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 16  ページ： 10527-10542  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 低温融解塩N-プロピル-N-メチルピロリジニウムビス(フルオロスルホニル)イミド[Pyr₁₃][FSI]の二つの商業的供給者からの試料について輸送特性をやや詳しく調べた。一業者からの二元リチウム-[Pyr₁₃][FSI]塩の2種類の濃度について似たようなデータセットが提示された。この混合物に用いたLi[FSI]と[Pyr₁₃]⁺塩の合成には新しく従来と著しく違った製造工程が使用された。(0から80)°Cの温度範囲での粘度,電気伝導率,自己拡散係数の結果を密度,膨張性,見かけモル体積とともに報告した。純[Pyr₁₃][FSI]のデータを速度相互相関(VCCまたはf_ij)とLaityの抵抗係数(r_ij)の関連で考察した。めずらしいことにf_+-~f₊₊<f_--である。これらの3抵抗係数は大きさが同程度で,従ってカチオン-アニオン相互作用だけでなく三通りのイオン-イオン相互作用が輸送特性に影響することを意味する。輸送特性の組成依存性を同じ及び似た化合物の既報のデータと比較した:これは高温融解塩混合物とは対照的に指数関数的依存性である。Nernst-EinsteinのパラメータのΔは,イオンの速度間の相関を含み,種々のイオン-イオンの組み合わせに対するVCCでの差で決まるが,純イオン液体とその二元混合物の両方について計算した。これはリチウム濃度とともに増加した。新しいデータセットから更にLi-[FSI]^-の配位環境に関してもいくつかの結論が可能であった。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *イオン液体 ,  スルホンアミド ,  *リチウム化合物 ,  粘度 ,  電気伝導率 ,  拡散係数 ,  密度 ,  膨張係数 ,  モル体積 ,  温度依存性 ,  相互相関関数 ,  抗力係数 ,  イオン間相互作用 ,  混合物 ,  濃度依存性 ,  分子構造 ,  輸送現象 ,  式 ,  電極電位 ,  *窒素複素環化合物 ,  脂肪族フッ素化合物 ,  前駆体
準シソーラス用語： Nernst-Einstein式 ,  *ピロリジン類 ,  *リチウムイオン ,  *二成分混合物 ,  見掛モル体積 ,  自己拡散係数 ,  組成依存性 ,  配位構造 ,  輸送特性

分類 (3件)： 融解塩  (CB05050R) ,  液体の輸送現象一般  (BL06011A) ,  電気化学一般  (CB07010N)

物質索引 (2件)： [ビス(フルオロスルホニル)アミノ]リチウム ,  1-メチル-1-プロピルピロリジニウム・ビス(フルオロスルホニル)アミンアニオン

タイトルに関連する用語 (8件)： 電池 ,  電解質 ,  輸送特性 ,  研究 ,  重要性 ,  リチウム ,  イミド ,  混合物