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J-GLOBAL ID:201702274273006695   整理番号:17A1604001

固体形態中での共結晶化によって制御される液体ニコチン

Liquid Nicotine Tamed in Solid Forms by Cocrystallization
著者 (8件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 4958-4964  発行年: 2017年09月 
JST資料番号: W1323A  ISSN: 1528-7483  CODEN: CGDEFU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ニコチンの興味をそそられる特徴は,純粋な化合物としてのその結晶構造が文献中で報告されていないという事実にあり,この特殊性は,ニコチンが融点以下(-79°C)で超冷却されるときに起きる液体-ガラス転移に起因する。本研究で筆者らは,ニコチンの固体形成を躊躇させる分子特性を解析し,共結晶化を実現するために可能な配座異性体を確認する。(-)-ニコチン,及び関連の配座異性体(1,4-ジヨードテトラフルオロベンゼン(DITF),4,4′-ジヨードオクタンフルオロビフェニル(DOB),及び1,4-ビス(ジフェニルヒドロキシメチル)ベンゼン(D1))の共結晶化が,酢酸エチル,テトラヒドロフラン,及びメタノール中で実行された。(-)-ニコチンと適切な配座異性体を1:1,1:2,2:1のモル比で含有する溶液が単結晶X線回折(XRD)分析にふさわしい小さな単結晶が得られるまで室温で放置された。得られた単結晶は,SC-XRD分析と示差走査熱量測定も行われた。このような実験で,筆者らは,3つの新しい高融点のニコチン含有化合物(即ち,ニコチン-D1,ニコチン-DIFF,ニコチン-DOB)を得た。本研究は,ニコチンの固体型での剤形化の新たな方法を与える。
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分類 (2件):
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分子化合物  ,  ピリジン 
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