抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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劣駆動ロボットは,作動と制御を複雑にすることなく,多自由度を提供する。これらのロボットに剛性が調整可能なジョイントを利用することで,ロボットの安定した構成と環境との相互作用モードを制御することができる。本文では,剛性を調整できる腱駆動のロボット折紙ジョイント(ロボガミジョイント)の新規設計を紹介した。劣駆動のロボガミジョイントの剛性を制御することにより,さまざまな作動パターンや環境との相互作用モードを実現することができる。ジョイント剛性を制御するために,ジョイント領域に形状記憶ポリマ(SMP)層を合体させた。ジョイント剛性は,ガラス転移点付近のSMP層の調節可能な剛性を用いて制御される。SMPの温度を制御するために,伸縮性ヒータを埋め込み,形状回復率を高めるために,SMP層をシリコーンゴム層の内部に埋め込んだ。調節可能な剛性層(ASL)の製造プロセスは,ロゴガミのレイヤごとの製造に対応しており,ASLはロボガミジョイントに簡単に組み込むことができる。単一の作動源で駆動される3本のフィンガで構成されたグリッパに,開発されたジョイント設計を使用した。シーソ機構とプーリの組み合わせにより,指間の入力運動を分割した。本文では,円筒状の把持,球状把持,中指が面に垂直な軸に沿って回転する挟み付けモードの3種の主要な動作モードを達成するように指を設計した。