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J-GLOBAL ID:201702274300692810   整理番号:17A0509870

放射線感受性試料の液相透過電子顕微鏡法のためのグラフェンとその誘導体の使用

The Use of Graphene and Its Derivatives for Liquid-Phase Transmission Electron Microscopy of Radiation-Sensitive Specimens
著者 (13件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 414-420  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W1332A  ISSN: 1530-6984  CODEN: NALEFD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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液相TEMの難点の一つは電子線による生物試料の損傷効果である。ここでは,DNA集合化Auナノ粒子(DNA-AuNP)超結晶を生物試料のモデルとして,グラフェンとその誘導体が電子線誘起損傷を緩和することを実証した。液相TEM観察によれば,窓の窒化ケイ素のみが接液するセルでは超結晶の初期の解離とそれに次ぐランダムな凝集とエッチングが起る,これに対して窓がグラフェン,あるいは窒化ケイ素のグラフェン被覆が接液するセルでは,元の塩環境におけるDNA-AuNP超結晶がイメージされた。相関Raman分光とTEMは水の放射線分解の産物とグラフェンが反応することを示し,さらに窒化ケイ素セル中であっても,最近,ラジカルスカベンジャであることが報告された酸化グラフェン,及びグラフェン量子ドットを液相に加えることにより安定なDNA-AuNP超結晶がイメージされることから,グラフェンのDNA-AuNP超結晶の保護作用が反応性ラジカルの除去,特にDNAストランドを壊すヒドロキシルラジカルの除去に起因することを確かめた。これらの結果によれば,グラフェンおよびその誘導体を生物適合性のラジカルスカベンジャーとする液相TEMの使用は生物試料研究により多くの機会をもたらすであろう。
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分類 (3件):
分類
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電子顕微鏡,イオン顕微鏡  ,  応用物理化学的操作・装置  ,  放射線化学一般 

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