文献

J-GLOBAL ID：201702274363801655   整理番号：17A1119901

止血と血栓症における赤血球の役割【Powered by NICT】

Role of red blood cells in haemostasis and thrombosis

著者 (2件)： Litvinov R. I. (Department of Cell and Developmental Biology, Perelman School of Medicine, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA, USA) ,  Weisel J. W. (Department of Cell and Developmental Biology, Perelman School of Medicine, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA, USA)
資料名： Isbt Science Series: International Journal of Intracellular Transport  (Isbt Science Series: International Journal of Intracellular Transport)
巻： 12  号： 1  ページ： 176-183  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2626A  ISSN： 1751-2816  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 赤血球細胞(RBC),赤血球は止血と血栓症における受動的およびマイナーな役割を果たしていることを陳旧性概念とは対照的に,過去数十年間にわたりはRBCは血液凝固とその障害における生物学的および臨床的に重要な機能を持つという証拠が増加している。本レビューでは,in vivoでの止血と血栓症におけるRBCの関与の根底にある主要な機構を要約し,血液粘度と血小板の辺縁趨向に及ぼすレオロジー効果,凝集及びRBCの変形など内皮細胞および血小板との直接接着と間接的生化学的相互作用。ホスファチジルセリンの曝露を介してトロンビンを生成するために貯蔵及び病理学的に変質したRBCの能力を強調した。貯蔵RBCに移植したまたは溶血に関連した種々の病理学的条件で形成されたRBCから派生した微小粒子の凝血促進と血栓形成促進潜在力は遊離ヘモグロビンとヘムの血栓形成促進効果に加えて記述されている。RBCへのフィブリノーゲンあるいはフィブリンの結合はフィブリンネットワーク構造,血餅機械的性質と線維素溶解抵抗に及ぼすそれらの効果に影響するかもしれない。血小板駆動血餅収縮に対する最近のデータは,フィブリンを牽引する血小板により圧縮されたRBCは多面体赤血球の密に充填されたアレイ,またはpolyhedrocytes,止血・創傷治癒に重要なほぼ不透水性障壁から成るを形成することを示した。RBCは二重の役割を果たす可能性がある,幹出血傾向への支援が種々の方法における血栓症に寄与する同じ時間で。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 機械的性質 ,  微粒子 ,  *止血 ,  フィブリン ,  線維素溶解 ,  内皮細胞 ,  *血栓症 ,  ネットワーク構造 ,  トロンビン ,  ヘモグロビン ,  *赤血球 ,  血餅 ,  血小板 ,  創傷治癒 ,  フィブリノーゲン

著者キーワード (6件)： 凝固 ,  止血 ,  赤血球成分 ,  赤血球 ,  レオロジー ,  thrombosis

分類 (1件)： 血液の基礎医学  (GK01020N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 止血 ,  血栓症 ,  赤血球 ,  役割