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J-GLOBAL ID：201702274425994197   整理番号：17A0486572

数理的手法の多様化・深化による通信システムへの新たなアプローチ 2.競合を考慮した待ち行列モデルによる無線LAN性能評価

著者 (1件)： 塩田茂雄 (千葉大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会誌  (Journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers)
巻： 100  号： 4  ページ： 259-265  発行年： 2017年04月01日 
JST資料番号： F0019A  ISSN： 0913-5693  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無線LANを利用する無線端末の内部には送信待機中のフレームの待ち行列が形成され,各待ち行列からは共通のチャネルを介してフレームが送信される。このため,無線LANのスループット性能評価の際には,各端末内部のフレームの待ち行列に加えて,端末間(待ち行列間)の競合を正しく考慮することが必要となる。本稿では,端末内部のフレームの待ち行列間の競合を考慮できる数理モデルを用いて,無線LANの性能を評価する研究例について解説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *待ち行列 ,  *無線LAN ,  無線伝送 ,  数学モデル ,  多様化 ,  通信方式 ,  資源割付 ,  性能評価 ,  通信装置 ,  端末装置 ,  スループット
準シソーラス用語： 数理モデル ,  通信システム ,  競合 ,  競合解決 ,  無線端末

分類 (3件)： トラヒック理論  (ND02040C) ,  計算機網  (JC03000K) ,  無線通信一般  (ND08010L)

引用文献 (13件)：

• R. Braden, D. Clark, and S. Shenker, “Integrated services in the Internet architecture : an overview,” RFC 1633, 1994.
• S. Blake, D. Black, M. Carlson, E. Davies, Z. Wang, and W. Weiss, “An architecture for diffentiated services,” RFC 2475, 1998.
• G. Bianchi, “Performance analysis of the IEEE 802.11 distributed coordination function,” IEEE J. Sel. Areas Commun., vol. 18, no. 3, pp. 535-547, 2000.
• D. Malone, K. Duffy, and D. Leith, “Modeling the 802.11 distributed coordination function in nonsaturated heterogeneous conditions,” IEEE/ACM Trans. Netw., vol. 15, no. 1, pp. 159-172, 2007.
• 黄 重陽,塩田茂雄,“マルコフ連鎖と待ち行列モデルを組み合わせた無線LAN用性能評価モデル,”信学論(B),vol.J95-B, no. 2, pp. 119-129, Feb. 2012.

タイトルに関連する用語 (7件)： 手法 ,  多様化 ,  通信システム ,  競合 ,  待ち行列モデル ,  無線LAN ,  性能評価