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J-GLOBAL ID：201702274614371162   整理番号：17A1826914

マウス胚性幹細胞の生存におけるGA結合蛋白質αに関与する【Powered by NICT】

GA-Binding Protein Alpha Is Involved in the Survival of Mouse Embryonic Stem Cells

著者 (3件)： Ueda Atsushi (Department of Stem Cell Biology, Faculty of Medicine, Institute of Medical, Pharmaceutical and Health Sciences, Kanazawa University, Ishikawa, Japan) ,  Akagi Tadayuki (Department of Stem Cell Biology, Faculty of Medicine, Institute of Medical, Pharmaceutical and Health Sciences, Kanazawa University, Ishikawa, Japan) ,  Yokota Takashi (Department of Stem Cell Biology, Faculty of Medicine, Institute of Medical, Pharmaceutical and Health Sciences, Kanazawa University, Ishikawa, Japan)
資料名： Stem Cells  (Stem Cells)
巻： 35  号： 11  ページ： 2229-2238  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0655C  ISSN： 1066-5099  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： GabpaによりコードされているEts関連転写因子GA結合蛋白質α(GABPα)は種々の細胞型で発現され,細胞周期調節,アポトーシスおよび分化のような細胞機能に関与している。Gabpaコンディショナルノックアウト胚性幹細胞(ESC)を作成し,その細胞表現型を特性化した。Gabpaの破壊はGabpaヌルESCの増殖が劇的に抑制され,細胞は2日以内に死亡し始めたことを明らかにした。GabpaヌルESCの抑制された増殖はGABPαの人為的に強制された発現により回復した。発現解析は,p53mRNAレベルは同程度であったことを示した。が,p53標的遺伝子,Cdkn1a/p21,Mdm2,Gadd45aを上方制御し,サイクリンD1/D2とサイクリンE1/E2を含む細胞周期関連遺伝子はGabpaヌルESCにおける下方制御された。興味深いことに,p53と切断カスパーゼ3発現は細胞で増加し,GabpaヌルESCの増殖の減少と同様に細胞死はp53RNAiのトランスフェクションまたはp53阻害剤ピフィトリン-αの処理のどちらかにより救済された。これらの結果は,GABPαはp53の蓄積を阻害し,ESCの増殖と生存に関与することを示唆した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： p53タンパク質 ,  転写因子 ,  サイクリンD1 ,  *ES細胞 ,  トランスフェクション ,  ダウンレギュレーション ,  アポトーシス ,  表現型 ,  アップレギュレーション ,  カスパーゼ3 ,  標的遺伝子 ,  遺伝子発現プロファイリング ,  GA結合タンパク質転写因子 ,  *結合蛋白質
準シソーラス用語： 阻害剤 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： GABP ,  p53 ,  胚性幹細胞 ,  生存 ,  Proliferation

分類 (3件)： 造血系  (EJ07020Y) ,  サイトカイン  (EB08090G) ,  細胞分裂・増殖  (EF02020D)

タイトルに関連する用語 (4件)： マウス胚性幹細胞 ,  生存 ,  Ga ,  結合蛋白質