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J-GLOBAL ID：201702274733413196   整理番号：17A0606024

チタン抽出のための電気化学的プロセス利用の現状およびその応用

Aspects of the Application of Electrochemistry to the Extraction of Titanium and Its Applications

著者 (3件)： Fray Derek (Department of Materials Science and Metallurgy, University of Cambridge) ,  Schwandt Carsten (Department of Materials Science and Metallurgy, University of Cambridge) ,  Schwandt Carsten (Department of Materials Science and Metallurgy, University of Nizwa)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 58  号： 3  ページ： 306-312(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 50年以上にわたり,チタン抽出の主な方法はKrollプロセスであった。このプロセスは,高価で,労働集約的で,高品質原材料に頼り,環境に優しくないと考えられているがこれまでは代替法が無かった。その結果,チタンの利用は未だ限られた高級な用途に限定されている。過去20年の間に,酸化チタン還元のためのいくつかの新しい溶融塩ベースの電気化学的製造法が,これらの課題を解決するために導入されており,最終的にチタンおよび他の反応性金属の新しい抽出プロセスの開発につながる可能性がある。本報告では,これらの電気化学的方法の基礎となる多くの興味深い概念を要約した。その中のいくつかの方法は,実用的なパイロットプラント段階に進んでいるがその他の方法は,未だ実験室レベルの開発に止まっている。またこれらの溶融塩プロセスにおいて,陽極として使用するための新材料の開発についても検討されている。最後に,保護ガスの遮蔽が不可能な場合に,カソード防食条件下でチタン溶接を行う場合の酸化チタン再生のためのプロセス開発についても述べた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *チタン ,  抽出 ,  *非鉄製錬 ,  処理 ,  酸化チタン ,  融解塩 ,  アノード ,  カソード ,  パイロットプラント ,  溶接 ,  電解 ,  電解精錬 ,  カソード還元 ,  再生 ,  陰極防食 ,  保護ガス ,  電極材料 ,  酸化 ,  融解塩電解 ,  非鉄冶金
準シソーラス用語： 電気化学的プロセス ,  不活性アノード ,  Kroll法 ,  クロール法

著者キーワード (9件)： titanium ,  extraction ,  electroreduction ,  electrorefining ,  regeneration ,  welding ,  molten salt ,  electrolysis ,  inert anode

分類 (1件)： 製錬  (WD02030A)

引用文献 (77件)：

• 1) W.J. Kroll: Trans. Am. Inst. Min. Metall. Eng. 215 (1959) 546-553.
• 2) F. Habashi (ed.): Handbook of Extractive Metallurgy, vol. 2, (Wiley-VCH, Weinheim, Germany, 1997) Chapter 22 Titanium, pp. 1129-1180.
• 3) D.J. Fray: Int. Mater. Rev. 53 (2008) 317-325. 10.1179/174328008X324594
• 4) D.S. van Vuuren: J. S. Afr. Inst. Min. Metall. 109 (2009) 455-461.
• 5) M.A. Imam: JOM 68 (2016) 2492-2501. 10.1007/s11837-016-2045-4

タイトルに関連する用語 (4件)： チタン ,  電気化学的プロセス ,  現状 ,  応用