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J-GLOBAL ID：201702274748614790   整理番号：17A0776666

松本市女鳥羽川河床の深掘れ地形の形成:簡易水路実験による再現 検証

Flume experimental study of the knickpoint recession and incised-channel formation in Metoba River, Matsumoto

著者 (2件)： 村越直美 (信州大学理学部物質循環学科) ,  畠山貴光 (信州大学理学部物質循環学科)
資料名： 堆積学研究  (Journal of the Sedimentological Society of Japan)
巻： 75  号： 2  ページ： 83-89(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： X0724A  ISSN： 1342-310X  CODEN： TAKEF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 長野県松本市を流下する女鳥羽川では日雨量100mm超程度の降水があると,河床が洗掘され深掘れ地形が形成されてきた。深掘れ地形の形成は出水ごとに上流側へ進行してきており,深掘れ地形の延長・拡大と河床の低下を招いている。堆積物供給量と流量に注目した水路実験を行い,深掘れ地形の形成条件について考察し,以下の知見を得た。1)河口部の河床低下時には,上流からの土砂供給に乏しく,水路幅に対して流れの幅が部分的に小さくなる。2)遷急点の上流への遡上速度が相対的に小さいときに,深掘れ地形が形成しやすい。

シソーラス用語： 河床 ,  *河床洗掘 ,  河成地形 ,  河川 ,  長野県 ,  出水 ,  河床変動 ,  堆積物 ,  流量 ,  河床地形 ,  河川流量 ,  松本市 ,  水理模型実験
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  水路実験

分類 (1件)： 河川調査・計画  (RC12020M)

引用文献 (9件)：

• 秋山美奈子,武藤鉄司,2006,下流域沖積河川系における河岸段丘の形成機構:水路実験による複雑応答説の検証.地質学雑誌,112, 315-330.
• Bagnold, R.A., 1966, An approach to the sediment transport problem from general physics. U. S. Geological Survey Professional Paper 422-I, I1-I37.
• 池田 宏,1981,大型水路による細礫の流送実験(1) -掃流砂量に及ぼす限界ストリーム·パワーの影響-.筑波大学水理実験センター報告,5, 35-48.
• 池田 宏,1998,軟岩と河川地形-デブリ·コントロールの見方-.日本地形学連合編,地形工学セミナー2,水辺環境の保全と地形学,37-58.
• 小山 彰,飛田健二,内山 高,菅野 匡,趙 哲済,富樫 均,1983,釜無川河床に出現した小峡谷と活断層.地球科学,37 (2) , i-iii.

タイトルに関連する用語 (6件)： 松本 ,  河床 ,  地形 ,  簡易 ,  水路実験 ,  検証