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J-GLOBAL ID：201702274846436761   整理番号：17A0288014

多孔質CaFe₂O₄のガス検知特性

CO₂ Sensing properties of Zr-added CaFe₂O₄ powder with mesopores

著者 (3件)： 小畑賢次 (北九州工高専) ,  水田圭介 (北九州工高専) ,  松嶋茂憲 (北九州工高専)
資料名： 北九州工業高等専門学校研究報告(Web)  (Research Report of National Institute of Technology, Kitakyushu College (Web))
号： 50  ページ： 67-70 (WEB ONLY)  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： U0250A  ISSN： 2185-7598  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 硝酸カルシウム四水和物,硝酸鉄(III)九水和物及びジルコニウムブトキシドを用いてZrを添加したCaFe₂O₄を調製し,半導体型ガスセンサの材料として利用した。脱イオン水に両硝酸塩とジルコニウムブトキシド溶解して当量のリンゴ酸を添加し,蒸発,乾固して前駆体粉体を得た。前駆体粉体を700°Cでか焼してZr添加CaFe₂O₄を調製し,エチルセルロース-α-テルピネオールでペースト状にした。酸化物ペーストをアルミナ管に塗布し,600°Cで焼結してガスセンサを作製した。ガスセンサのCO₂に対する検出特性を250~450°Cの空気中とCO₂中における電気抵抗の比率で評価した。CaFe₂O₄を用いたガスセンサはZrの添加で感度が増大し,5mol%Zr添加CaFe₂O₄ガスセンサは350°Cにおいて最も良好な感度と応答特性を示し,CO₂濃度が500~5000ppmの範囲で直線的に応答した。Zr添加CaFe₂O₄ガスセンサではCO₂検出に表面吸着酸素種が関与していると考えられる。

シソーラス用語： *ガスセンサ ,  化合物半導体 ,  半導体素子 ,  *カルシウムフェライト ,  硝酸カルシウム ,  カルシウム錯体 ,  鉄錯体 ,  前駆体 ,  か焼 ,  *二酸化炭素 ,  定量分析 ,  大気質試験 ,  応答特性 ,  電気抵抗 ,  ジルコニウム ,  添加物効果 ,  温度依存性 ,  濃度依存性 ,  反応機構 ,  赤外スペクトル ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  第二アルコール ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： 酸化物半導体 ,  半導体センサ ,  硝酸鉄 ,  検出機構

分類 (3件)： 分析機器  (CC02020S) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

物質索引 (2件)： ジルコニウム(IV)テトラブトキシド ,  リンゴ酸

タイトルに関連する用語 (2件)： 多孔質 ,  ガス検知