抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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IoTの1種と考えられるネット電力計の今後の利用展開を推考した。まず,ネット電力計の仕組みを概説し,今後の技術展開方向として,家庭利用をターゲットして,小型化,設定容易さ,低コスト化が必要であることを説明した。これら技術展開達成後の利用方向として,電力計測の他,独居高齢者見守りに対する利用,を説明した。従来のスマート電力計では30分おきだったデータ読み取りを毎秒おきにすることを検討し,この結果細かい変動もデータ化可能となり,より深い分析が行えることを予想した。本来の電力計としての機能としては,コミュニテイ全体の消費電力をスマホ等の携帯端末で消費者が手軽にリアルタイムで閲覧確認できる環境の整備,海洋大キャンバスにおけるネット電力計による電力消費量の「見える化実験」,および,これによる大きな投資なしの大規模な節電目標達成,岩手県野田村における地域単位の節電,日本ボイラ協会ビルでの電力使用量把握と節電の実証実験を述べた。独居高齢者の見守りについては,電気釜保温時,トイレ着座時,水洗使用時の特有な電力需要形態,玄関灯,換気扇使用時の電力利用,等の消費電力波形を示し,ネット電力計の活用方向を述べた。