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J-GLOBAL ID:201702274907899388   整理番号:17A1537228

カルシウムベーステンペラ塗料における顔料結合剤相互作用【Powered by NICT】

Pigment-binder interactions in calcium-based tempera paints
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巻: 148  ページ: 236-248  発行年: 2018年 
JST資料番号: D0966B  ISSN: 0143-7208  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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水酸化カルシウムと炭酸カルシウム,または両者の混合物は色素またはプライマーとして用いられ,しばしば蛋白質性結合剤と併用されてきた。その歴史的重要性と壁画中の広範な使用にもかかわらず,無機顔料と有機結合剤の間の可能な相互作用,および種々の環境条件下での塗料老化に及ぼすそれらの影響に専念した研究はほとんどない。,歴史的塗料を模倣した塗料線量計を人工UV劣化と長期屋外曝露試験に曝露し,多様な技術の,X線回折,走査電子顕微鏡,減衰全反射-Fourier変換赤外分光法,熱重量分析,レーザ粒度分析および吸光分光分析を用いて分析した。著者らの結果は,支配的な環境条件(すなわち,保護されたまたは雨と太陽光への直接曝露)と蛋白質性バインダーの有無は水酸化カルシウムを含む塗料の鉱物学的および形態学的進化に大きな影響を及ぼすことを示した。有機粘結剤は炭酸化を遅延させ,バイオミネラルに類似したハイブリッド材料の形成を誘導し,無機炭酸塩マトリックス中に有機物を含んでいる。このような生体模倣効果は,塗料層の耐久性を有意に増強した。,対照的に,炭酸カルシウム顔料は有機結合剤の存在下で鉱物学的変化を受けなかった。しかし,炭酸カルシウムと水酸化は蛋白質性結合剤の立体配座変化を引き起こした。顔料 バインダ相互作用における観察された違いは,化学的風化に塗料の抵抗性に重要な影響を持ち,半開放曝露条件下での歴史的塗料中の観察された異なる変化パターンを説明し,支配的な環境条件を考慮した壁画保存のための最も適した材料に関する推奨を可能にした。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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