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J-GLOBAL ID：201702274928432832   整理番号：17A0499419

二色超高速Kerr回転によって探測した単一層WSe₂中の励起子バレー動力学

Exciton valley dynamics in monolayer WSe₂ probed by the two-color ultrafast Kerr rotation

著者 (5件)： Yan Tengfei (State Key Laboratory of Superlattices and Microstructures, Institute of Semiconductors, Chinese Academy of Sciences, P.O. Box 912, Beijing 100083, P. R. China) ,  Ye Jialiang ,  Qiao Xiaofen ,  Tan Pingheng ,  Zhang Xinhui
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 4  ページ： 3176-3181  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新たに開発された二次元層状材料はバレー-スピントロニクス探索のための完璧なプラットフォームを提供する。バレー自由度の利用の展望を定めるためには,これらの材料におけるバレー動力学を直接検出し,理解することが非常に重要である。本研究においては二色ポンプ-プローブ光磁気Kerr技法によって単一層WSe₂中の励起子バレー動力学を検討した。自由励起子およびトリオンと共鳴するプローブ光子エネルギーの調整により,単一層WSe₂中の異なる励起子状態のバレー緩和時間を決定した。単一層WSe₂中の自由励起子のバレー緩和時間は数ピコ秒であることが確認された。遅いバレー分極緩和過程がトリオンと関連することが観測され,トリオンのバレー寿命が自由励起子のものより一桁長いことを示した。この発見は,トリオンがバレートロニクス用途のための良好な候補であり得ることを示唆する。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： 電子技術 ,  エネルギーギャップ ,  *Kerr効果 ,  単一層 ,  *セレン化物 ,  *タングステン化合物 ,  *励起子 ,  *スピントロニクス ,  ポンププローブ法 ,  緩和時間
準シソーラス用語： Kerr回転 ,  セレン化タングステン ,  バレートロニクス

分類 (2件)： 電子構造一般  (BM02010K) ,  塩  (CD01050V)

タイトルに関連する用語 (7件)： 二色 ,  超高速 ,  Kerr回転 ,  探測 ,  単一層 ,  励起子 ,  動力学