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J-GLOBAL ID:201702275047150330   整理番号:17A1189857

ケルセチンは酸化ストレスとミトコンドリア分裂を阻害することにより血管石灰化を減弱する【Powered by NICT】

Quercetin attenuates vascular calcification by inhibiting oxidative stress and mitochondrial fission
著者 (5件):
資料名:
巻: 88  ページ: 21-29  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0170C  ISSN: 1537-1891  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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血管石灰化は心血管疾患罹患率と死亡率の強力な独立予測因子であり,慢性腎疾患患者間の高い有病率を有している。本研究はin vitro及びin vivoで酸化ストレスと異常なミトコンドリア動力学に起因する血管石灰化に及ぼすケルセチンの効果を調べた。無機りん酸(Pi)で処理した石灰化血管平滑筋細胞(VSMC)はミトコンドリア機能障害を示し,減少したミトコンドリア電位およびATP産生によって証明された。ミトコンドリアの構造的完全性の破壊は,アデニン誘発大動脈石灰化のラットモデルで観察された。反応性酸素種,Drp1の増加した発現とりん酸化,および過剰なミトコンドリアフラグメンテーションの産生増加は,Pi処理VSMCで観察された。これらの効果は,ミトコンドリア依存性アポトーシス事象を伴った,ミトコンドリアからサイトゾルへのチトクロームcの放出とカスパーゼ-3の活性化を含む。クエルセチンは酸化ストレスを阻害し,Drp1の発現とリン酸化を阻害することによりミトコンドリア分裂を減ずることによりVSMCのPi誘導アポトーシスと石灰化をブロックすることを示した。ケルセチンはまたラットのアデニン誘発大動脈石灰化を有意に改善した。要約すると,著者らの知見は,ケルセチンは酸化ストレスを阻害し,ミトコンドリア分裂を阻害することによりVSMCのアポトーシスを減少させることにより石灰化を減弱することを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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血管系  ,  その他の中枢神経系作用薬の基礎研究 

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