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J-GLOBAL ID：201702275047282439   整理番号：17A0578554

難燃性レザーの熱分解反応速度論と燃焼能の研究

Study on the thermal decomposition kinetics and flammability performance of a flame-retardant leather

著者 (6件)： XU Wenlan (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  LI Jiaxun (Southwest Jiaotong Univ., Chengdu, CHN) ,  LIU Fangming (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  JIANG Yuanping (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  LI Zhengjun (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  LI Lixin (Sichuan Univ., Chengdu, CHN)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 128  号： 2  ページ： 1107-1116  発行年： 2017年05月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： レザーは衣類その他によく使われている天然高分子である。しかし,レザーは可燃性で,燃焼時に大量の毒性ガスや煙を発生する。最近,これらのレザーを難燃化するための加工技術が進歩した。もっとも期待されている難燃性レザー(FRレザー)加工技術はブルーウエットレザーをテトラキスヒドロキシメチルホスホニウム-メラミン-ペンタエリスリトールジホスホラート(THPM)で処理する方法である。本論文は,THRM処理したFRレザーの熱分解反応機構と熱安定性を遺伝的アルゴリズムを用いたKissinger法に基づいて解析した。窒素雰囲気中でのFR及び参照レザーの熱分解はトリグリセリドの熱分解を含む3段階の分解過程で記述でき,各分解過程の活性化エネルギーは両レザーによって異なることが分かった。THRM処理したFRレザーからの全熱発生量と全煙発生量はそれぞれ未処理の参照レザーの発生量より16.2%及び54.5%減少した。さらに点火時間もFRレザーの方が短いことが分かった。また,限界酸素指数は参照レザーの26.1%からFRレザーでは32.9%まで増加した。その他の燃焼実験でもFRレザーの方が優れており,THRM処理により熱安定性,煙発生,難燃性が有意に改善されることを示した。

シソーラス用語： 難燃性 ,  *革 ,  *熱分解 ,  レート方程式 ,  トリグリセリド ,  コラーゲン ,  煙 ,  時間 ,  指数 ,  *燃焼試験 ,  反応機構 ,  熱安定性 ,  遺伝的アルゴリズム ,  反応速度 ,  *難燃剤 ,  示差熱重量分析
準シソーラス用語： Kissinger式 ,  点火時間 ,  限界酸素指数

分類 (3件)： 高分子の分解,劣化  (CG03010A) ,  皮革工業  (YM07000F) ,  抵抗性  (YH02050K)

タイトルに関連する用語 (6件)： 難燃性 ,  レザー ,  熱分解反応 ,  速度論 ,  燃焼能 ,  研究