文献

J-GLOBAL ID：201702275125669463   整理番号：17A1160091

認知症および関連疾患患者における下部尿路症状の管理【Powered by NICT】

Management of LUTS in patients with dementia and associated disorders

著者 (4件)： Averbeck Marcio Augusto (Department of Urology, Moinhos de Vento Hospital, Porto Alegre, Brazil) ,  Altaweel Waleed (King Faisal Specialist Hospital and Research Center, Alfaisal University, Riyadh, Saudi Arabia) ,  Manu-Marin Andrei (Spitalul Prof D Gerota, Bucharest, Romania) ,  Madersbacher Helmut (Department of Neurology, Medical University Innsbruck, Innsbruck, Austria)
資料名： Neurourology and Urodynamics  (Neurourology and Urodynamics)
巻： 36  号： 2  ページ： 245-252  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2696A  ISSN： 0733-2467  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 目的:認知症と関連疾患患者における下部尿路症状(LUTS)の管理を系統的に精査した。【方法】本系統的レビューは,PRISMA声明に従って行った。Embase,Medlineデータベース(下探索2015年8月)の電子検索と参考文献リストとレビューのスクリーニングにより同定した。【結果】スクリーニングした1,426件の要約のうち,102フルテキストの論文は,適格性の同定と評価した。七十六論文は,定量的合成に含まれた。痴呆患者の尿失禁(UI)有病率はかなり変動し,11~93%の範囲でた。Alzheimer病患者では,UIは通常疾患進行(後期痴呆)と相関していた。とは対照的に,LUTSはLewy小体病と血管性認知症における重篤な精神障害に先行する。,トイレトレーニングと促進的排尿を含む,行動療法は無自覚UI患者で特に有用である。この集団における治療戦略の選択を誘導するために高品質データが不足している。現在の証拠は,特にオキシブチニン,抗ムスカリン薬は認知悪化と関連しており,M1受容体の遮断による可能性があることを示唆した。,血液脳関門を横切る容易にしないか,あるいはよりM2/M3選択的な抗ムスカリン薬の使用を考慮すべきである。データはこれまでβ3作動薬の得られていない。【結論】異なる痴呆は,疾患過程の時間点を変化させて異なるLUTSを引き起こし,特異な治療法が必要である。LUTSの治療は,個々の患者のニーズと疾患状態に合わせ,移動度,認知機能,および一般的な医学的状態のような因子を考慮しなければならない。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 精神障害 ,  システマティックレビュー ,  治療計画 ,  *認知症 ,  泌尿 ,  データベース ,  *患者 ,  行動療法 ,  尿失禁 ,  脳血管性認知症 ,  Alzheimer病 ,  認知機能 ,  ムスカリン拮抗薬 ,  レビー小体型認知症
準シソーラス用語： 抗ムスカリン薬 ,  Lewy小体病 ,  *下部尿路症状 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： 痴呆 ,  LUTS ,  系統的レビュー

分類 (4件)： 泌尿生殖器の疾患  (GM03000L) ,  泌尿生殖器疾患の薬物療法  (GM05020V) ,  泌尿生殖器の臨床医学一般  (GM01030E) ,  泌尿生殖器疾患の治療一般  (GM05010K)

タイトルに関連する用語 (3件)： 認知症 ,  疾患患者 ,  下部尿路症状