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J-GLOBAL ID：201702275132849380   整理番号：17A1812350

GC/MSによる高脂肪食品中ラクトン類の簡易定量

Simple Determination of Lactones in High-fat Food Products by GC/MS

著者 (2件)： 松浦弘明 (雪印メグミルク株式会社ミルクサイエンス研究所) ,  塩田誠 (雪印メグミルク株式会社ミルクサイエンス研究所)
資料名： 分析化学
巻： 66  号： 10  ページ： 751-756(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高脂肪食品中のラクトン類を簡便かつ高精度に定量する方法としてヘキサン溶解物をGCに直接導入する方法を開発した。GCの妨害成分となるトリグリセリド等の高沸点成分を,無極性で膜厚が薄い高温分析用のキャピラリーカラムを用い,ラクトン類の分離定量後の昇温によりカラムから排出した。市販のバター,マーガリン,生クリームのラクトン含量を測定した。ラクトン類の濃度や組成を精度高く,簡便に測定できる本技術は,乳製品のおいしさの評価やマーガリン類の配合設計に利用できることが分かった。

シソーラス用語： *GC-MS分析 ,  *高脂肪食 ,  *ラクトン ,  *定量分析 ,  *迅速分析 ,  バター ,  マーガリン ,  トリグリセリド ,  妨害成分 ,  クリーム
準シソーラス用語： *簡易測定

著者キーワード (7件)： GC/MS ,  lactone ,  butter ,  cream ,  margarine ,  fat ,  oil

分類 (2件)： 有機化合物の各種分析  (CC08034J) ,  食品の分析  (FJ01030U)

引用文献 (16件)：

• 1) 中澤君敏 : "マーガリン ショートニング ラード", p. 250 (1979), (光琳).
• 2) 菅原康文,大崎和彦,岩淵久克 : 香料, 235, 87 (2007).
• 3) 野口洋介 : "牛乳・乳製品の知識", p. 134, (2000), (幸書房).
• 4) D. A. Forss : J. Dairy Sci., 52, 832 (1969).
• 5) 中島基貴 : "香りの技術動向と研究開発", p. 117 (2004), (フレグランスジャーナル).

タイトルに関連する用語 (5件)： GC ,  高脂肪食 ,  ラクトン類 ,  簡易 ,  定量