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J-GLOBAL ID:201702275319850729   整理番号:17A0132894

13C動的核分極に対するDy3+およびTb3+のドーピングの影響

Influence of Dy3+ and Tb3+ doping on 13C dynamic nuclear polarization
著者 (10件):
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巻: 146  号:ページ: 014303-014303-9  発行年: 2017年01月07日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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動的核分極(DNP)は,電子から核スピンへの高スピン配列に関するマイクロ波駆動変換を用いる技法である。これは低温および高磁場で最も有効であり,溶解法の発明とともに,DNPにおける凍結状態の強化核磁気共鳴(NMR)信号を,in vitroおよびin vivo代謝研究のために生理的に受容できる温度での液体状態において利用できる。溶解DNPにおける電流最適化粒子は,Gd3+あるいはHo3+のような痕跡量のランタニドで試料をドープし,分極をさらに強化する。Gd3+およびHo3+は溶解DNPでの使用のために最適化されたが,他のランタニドは,13C DNP応用での使用には徹底的には調べられて来なかった。本研究では,比較的大きな磁気モーメントをもつ2つのランタニド,Dy3+とTb3+を大々的に最適化し,3.35 Tおよび1.2 Kでの13C DNPのためのドーピング添加剤としてテストした。これら両方のランタニドは,13C DNPに関して,程度の差はあれ,有益な添加剤であることを見出した。13C DNPのためのDy3+(1.5 mM)およびTb3+(0.25 mM)の最適化濃度は,Gd3+(2 mM)よりも少ないことを見出した。W-バンド電子常磁性共鳴は,Dy3+およびTb3+ドーピングによる強化は,トリチルOX063フリーラジカルの電子T1の短縮を伴うことを示している。さらに,溶解を採用した場合,Tb3+-ドープ試料は,Gd3+でドープした試料に比べて,類似の液体状態13C NMR信号の強化があり,Tb3+とDy3+の両方は,液体状態の核T1の短縮効果に対する効果は無視でき,これはGd3+を用いたときのT1の顕著な減少とは逆である。今回の結果は,Dy3+およびTb3+のドーピングは,固体および液体状態の両方での13C DNPに対する有益な影響があり,特にTb3+は,13C 溶解 DNP実験におけるGd3+への代替として使用できる可能性があることを示した。(翻訳著者抄録)
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磁気共鳴,電子分光,その他の原子スペクトル 
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