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J-GLOBAL ID：201702275409347335   整理番号：17A0524091

ストリーム暗号Grain v1の出力の鍵依存度に関する考察

A Note on Key Dependency of Stream Cipher Grain v1

著者 (3件)： 城所賢史 (東海大 情報通信) ,  五十部孝典 (神戸大 大学院工学研究科) ,  大東俊博 (東海大 情報通信)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 506(WBS2016 75-114)  ページ： 1-6  発行年： 2017年03月02日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中間一致攻撃はブロック暗号の強力な攻撃法の一つである。近年,ブロック暗号用の解読手法がストリーム暗号に適用されて解読に結び付く成果が得られることが多いが,中間一致攻撃をストリーム暗号に適用した例は知られていない。そこで,本稿ではストリーム暗号に中間一致攻撃を適用することを試みる。具体的には,ストリーム暗号の処理を大きく二つに分割し,それぞれから得られた中間データをストリーム暗号の出力を介して比較することで中間一致攻撃を実現している。この方法をストリーム暗号Grain v1に適用したところ,その出力の鍵依存度を利用した自明な方法と比べて攻撃段数が向上することがわかった。さらに,秘密鍵の一部のみが未知情報という条件の下で同様の解析を行い,その出力に含まれる鍵情報が小さくなる場合があるという性質を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *暗号 ,  *出力 ,  *暗号鍵 ,  *依存性 ,  秘密鍵暗号 ,  アルゴリズム ,  攻撃行動 ,  サイバー攻撃
準シソーラス用語： *ストリーム暗号 ,  ブロック暗号 ,  暗号アルゴリズム ,  暗号解読 ,  暗号攻撃 ,  攻撃【情報】 ,  中間一致攻撃

分類 (1件)： 符号理論  (ND02030R)

引用文献 (16件)：

• S.R. Fluhrer, I. Mantin, and A. Shamir, “Weaknesses in the Key Scheduling Algorithm of RC4,” Selected Areas in Cryptography, eds. by S. Vaudenay and A.M. Youssef, vol.2259, pp.1-24, Lecture Notes in Computer Science, Springer, 2001.
• D.J. Bernstein, “ChaCha, a variant of Salsa20,” Workshop Record of SASC, 2008.
• S. Kiyomoto, T. Tanaka, and K. Sakurai, “K2: A stream cipher algorithm using dynamic feedback control,” SECRYPT 2007, Proceedings of the International Conference on Security and Cryptography, Barcelona, Spain, July 28-13, 2007, SECRYPT is part of ICETE - The International Joint Conference on e-Business and Telecommunications, eds. by J. Hernando, E. Fern?ndez-Medina, and M. Malek, pp.204-213, INSTICC Press, 2007.
• M. Hell, T. Johansson, A. Maximov, and W. Meier, “The grain family of stream ciphers,” in M. J. B. Robshaw and Billet [16], pp.179-190.
• C.D. Canni?re and B. Preneel, “Trivium,” in M. J. B. Robshaw and Billet [16], pp.244-266.

タイトルに関連する用語 (2件)： ストリーム暗号 ,  鍵