文献

J-GLOBAL ID：201702275845991475   整理番号：17A1051585

日本の陸奥燧岳火山における流域pHマッピングによる地熱資源探査

Geothermal Resource Exploration by Stream pH Mapping in Mutsu Hiuchi Dake Volcano, Japan

著者 (3件)： SUZUKI Yota (Hirosaki Univ., Aomori, JPN) ,  IOKA Seiichiro (Hirosaki Univ., Aomori, JPN) ,  MURAOKA Hirofumi (Hirosaki Univ., Aomori, JPN)
資料名： Energies (Web)  (Energies (Web))
巻： 10  号： 7  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： U7016A  ISSN： 1996-1073  CODEN： ENERGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 従来の地熱資源研究において,温泉水のpH測定が採用されていたが,以前の研究では,地熱探査のテクニックとして,地熱地帯全体の河川や温泉水のpH分布図を作成することはめったになかった。本研究では,日本の陸奥燧岳地熱地域で75箇所の河川水と温泉水のpHを測定し,pH分布図を作成した。大赤川と小赤川の中流部で異常に高いpHの区域を検出した:ここは,陸奥燧岳スロープ断層の位置に一致し,これは地熱貯留層を形成していると考える。異常に高いpHゾーンは,中性地熱水を伴う成熟した地熱貯留層において,上昇する火山ガスの捕捉に起因するものである。これは,ガスを溶解し,地表面に到達するのを防止する。したがって,地熱場における河川水pH分布のマッピングは,地熱貯留層の位置を推定するための新規かつ有効な方法を提供する。提案された方法は実験室の分析を必要とせず,従来の方法よりも時間的および経済的に効率的であるため,アクセス不可能な遠隔地における地熱開発の促進に役立つ可能性がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 火山 ,  *写像 ,  *pH【水素イオン指数】 ,  *資源 ,  温泉水 ,  地熱探査 ,  図形 ,  河川水 ,  断層 ,  地熱 ,  地層 ,  溶解
準シソーラス用語： *マッピング ,  *地熱資源 ,  分布図 ,  貯留層

分類 (2件)： 地熱エネルギー  (LB03040B) ,  酸塩基平衡  (CB04020D)

タイトルに関連する用語 (7件)： 日本 ,  火山 ,  流域 ,  pH ,  マッピング ,  地熱資源 ,  探査