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J-GLOBAL ID:201702275848371291   整理番号:17A1426397

マウス腫瘍モデルにおけるシクロホスファミドによる補助療法中の有機バナジウム化合物の増感効果【Powered by NICT】

Sensitizing effects of an organovanadium compound during adjuvant therapy with cyclophosphamide in a murine tumor model
著者 (7件):
資料名:
巻: 93  ページ: 816-829  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0845C  ISSN: 0753-3322  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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種々の疫学的および前臨床試験は既にバナジウムの癌化学的予防能力を確立した。加えて,最近の研究は,悪性細胞に対して選択的に細胞死を誘導するバナジウム化合物の能力を示した。それ故,本研究の目的は,有機バナジウム化合物,オキソバナジウム(IV)-L-システインメチルエステル複合体(VC IV)の同時使用により,シクロホスファミド,アルキル化剤の治療効果および毒性プロファイルを改善することである。本研究では,VC IV(1mg/kg b.w., p.o.)は,前処理スケジュールにおけるシクロホスファミド(25mg/kg b.w., i.p.)と組み合わせたと同様に単独投与した。結果は,シクロホスファミドと併用したVC IVは,腫瘍増殖の低下と寿命の延長により証明されたように改善された治療効果をもたらすことを示した。観測された増強は腫瘍細胞におけるROSの生成,最終的に有意なDNA損傷をもたらす,及び腫瘍細胞におけるアポトーシスを介して仲介された。更なる研究は,VC IVは抗アポトーシス蛋白質Bcl-2のダウンレギュレーションとp53,Bax,チトクロームc,カスパーゼのようなアップレギュレーション分子,PARP切断とアポトーシスをもたらすによるシクロホスファミド療法に対する腫瘍細胞を感作することを明らかにした。血管新生の有意な阻害と,それに伴なうVC IVによる腫瘍床におけるVEGF-AおよびMMP-9のレベルの低下は,VC IVにより達成感作に寄与した。さらに,VC IVは正常臓器における抗酸化状態を調節することによってシクロホスファミド起因造血系,肝臓および遺伝的損傷を改善した。このように,本研究は,VC IVの増感と保護効果を示し,癌化学療法における有望なアジュバントとして役立つ可能性を示す。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  第4族,第5族元素の錯体 
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