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J-GLOBAL ID:201702275972546715   整理番号:17A1378585

JAK2阻害剤CEP 33779とNVP BSK805は高P糖蛋白質阻害活性を有し,ビンクリスチンへの薬剤耐性癌細胞を感作する【Powered by NICT】

The JAK2 inhibitors CEP-33779 and NVP-BSK805 have high P-gp inhibitory activity and sensitize drug-resistant cancer cells to vincristine
著者 (6件):
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巻: 490  号:ページ: 1176-1182  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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P糖蛋白質(P gp)は,化学療法剤をポンプするために癌細胞で過剰発現し,多剤耐性(MDR)に関与する主要機構の一つである。は抗癌剤の有効性を増加させるために正常細胞に対する毒性の低いP-gp阻害剤を同定することが重要である。以前,JAK2阻害剤CEP33779はP-gpに対して阻害作用と治療への薬剤耐性癌細胞を感作する能力を示した。本研究では,著者らは,P-gp阻害活性に対するもう一つのJAK2阻害剤NVP BSK805を試験した。分子ドッキングシミュレーションモデリングでは,NVP BSK805はCEP33779よりもP-gpメンバー(ABCB1)に対する高い結合親和性ドッキングスコアを示した。さらに,低用量NVP BSK805のKBV20C細胞における円誤差確率(CEP)33779またはベラパミル(確立されたP-gp阻害剤)のそれと比較してP-gpを阻害するのに必要な,NVP BSK805はより高い特異性を持つことを示唆していることを見出した。NVP BSK805,CEP33779とベラパミルはビンクリスチン(VIC)処理にKBV20C細胞を感作する類似した能力を示した。著者らの結果は,JAK2阻害剤であった直接結合機構,ベラパミルと同様によるP-gpポンプ作用を阻害することを示唆した。しかし,JAK2阻害剤誘発感作はVIC処理感受性KB親細胞では観察されなかった,これらの効果は耐性癌細胞に特異的であることを示唆した。FACS,ウェスタンブロット,及びアネキシンV分析はVIC処理KBV20C細胞におけるJAK2阻害剤の作用機序を調べるために使用された。CEP33779とNVP BSK805の両方とも,同じ機構を介してVIC治療へのKBV20C細胞の感作を誘導した。VICとの共処理として使用した場合,各細胞生存率,増加したG2停止およびDNA損傷蛋白質pH2AXのアップレギュレートされた発現の減少を引き起こした。これらの知見は,JAK2の阻害は抗有糸分裂薬の効かない癌の治療における有望な標的であるかもしれないことを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 

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