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J-GLOBAL ID：201702276240735083   整理番号：17A0514248

保管方法を変化させた一般廃棄物溶融スラグ微粉末を用いたジオポリマーモルタルの流動性および圧縮強度に関する研究

著者 (4件)： 木村亨 (茨城大学 大学院理工学研究科) ,  沼尾達弥 (茨城大学 工学部都市システム工学科) ,  徳元智尋 (茨城大学 大学院理工学研究科) ,  山下悠貴 (茨城大学 工学部都市システム工学科)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 72  号： 4  ページ： 400-410(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジオポリマーの活性フィラーに一般廃棄物溶融スラグ微粉末を用いる場合,流動性の確保が難しい場合がある.一般廃棄物溶融スラグを粉砕した後保管して,あるいは保管した後に粉砕して用いることが,一般廃棄物溶融スラグ微粉末,モルタルのフローおよび圧縮強度に及ぼす影響を検討した. 一般廃棄物溶融スラグを粉砕した後保管して,あるいは保管した後に粉砕して用いることで,ジオポリマーモルタルのフローは改善された.気中養生を行った場合,保管期間が長いほど,一般廃棄物溶融スラグ微粉末中の水和物または炭酸カルシウムの生成量が増加し,それに伴い圧縮強度が低下した.一方,蒸気養生を行った場合,給熱下の縮重合反応により強度発現を起こすことから,保管に伴う一般廃棄物溶融スラグ微粉末の変化が圧縮強度へ及ぼす影響は小さかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *プラスチックモルタル ,  無機重合体 ,  廃棄物 ,  *溶融スラグ ,  保管 ,  強度発現 ,  圧縮強さ ,  微粉体 ,  蒸気養生 ,  流動性
準シソーラス用語： ジオポリマ ,  *ポリマモルタル ,  一般廃棄物 ,  気中養生

著者キーワード (8件)： melt-solidified slag made from municipal waste ,  geopolymer ,  latent hydraulicity ,  condensation polymerization ,  fluidity ,  compressive strength ,  air curing ,  steam curing

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (34件)：

• 1) 環境省:廃棄物,リサイクル対策(平成25年12月13日現在):http://www.env.go.jp/recycle/recycling/
• 2) 一般社団法人日本産業機械工業会 エコスラグ利用普及委員会:http://www.jsim.or.jp/ecoslag/index.html
• 3) 一般廃棄物溶融処理施設の実態に関するアンケート調査:コンクリート工学年次論文集,Vol. 37, No. 1, pp. 91-96, 2015.
• 4) 木村亨,福澤公夫,蛭田豊,鈴木亮一:一般廃棄物溶融スラグ微粉末を用いた高流動コンクリートの特性,コンクリートテクノ,Vol. 27, No. 4, pp. 9-13, 2008.
• 5) 海野拓哉,福澤公夫,郭度連,伊能悠介,吉田博和:都市ごみ溶融スラグのセメント混和材としての有効利用に関する研究,第16回廃棄物学会研究発表会講演論文集,pp. 663-665, 2005.

タイトルに関連する用語 (7件)： 保管 ,  一般廃棄物 ,  溶融スラグ ,  微粉末 ,  流動性 ,  圧縮強度 ,  研究