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J-GLOBAL ID:201702276281425537   整理番号:17A0865913

葉酸補給はin vitroおよびin vivoでのMCP1(単球走化性蛋白質1)とVEGF(血管内皮細胞増殖因子)のDNAメチル化レベルを調節することにより動脈硬化病変の発達を遅延させる

Folic Acid Supplementation Delays Atherosclerotic Lesion Development by Modulating MCP1 and VEGF DNA Methylation Levels In Vivo and In Vitro
著者 (6件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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アテローム性動脈硬化症の病因は異常なエピジェネティック機構の結果であることが部分的に認められている。したがって,低葉酸レベルは,DNAメチル化の調節解除が原因で血管疾患を促進することに寄与する因子であると考えられている。本研究では,葉酸のレベルを増加させることがエピジェネティックな遺伝子サイレンシング機構を介して作用し,アテローム性動脈硬化症を改善する可能性があるという仮説を立てた。ここでは,高脂肪食給餌ApoEノックアウトマウスと酸化低密度リポ蛋白質処理ヒト臍帯静脈内皮細胞における葉酸のアテローム保護作用とその結果として起こるメチル化状態を調べた。動脈硬化病変の組織像,葉酸濃度,ホモシステイン濃度,S-アデノシルメチオニン(SAM)とS-アデノシルホモシステイン(SAH)およびDNAメチルトランスフェラーゼ活性に加えて,単球走化性蛋白質1(MCP1)と血管内皮増殖因子(VEGF)の発現およびプロモーターのメチル化を分析した。葉酸はApoEノックアウトマウスの動脈硬化病変のサイズを縮小させた。基本的な葉酸の保護機構は,正常なホモシステイン状態の調節,SAM:SAH比の上方制御,DNAメチルトランスフェラーゼ活性および発現の上昇,MCP1およびVEGFプロモーターのメチル化の変更およびMCP1とVEGFの発現の阻害を介して作用するようである。葉酸補給は,メチオニン回路を通してDNAメチル化を改変し,DNAメチルトランスフェラーゼ活性および発現を改善し,それによってアテローム性動脈硬化症関連遺伝子の発現を変化させることにより,アテローム性動脈硬化症を効果的に予防するという結論を出した。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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ビタミンB群  ,  遺伝子発現  ,  循環系の疾患  ,  血管作用薬・降圧薬の基礎研究 
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