抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本論文では,取出しグリッドの各単一開口を十分記述できる細かい分解能を保持しつつ,膨張,取出し及び加速領域部分を含む実規模のITER負イオン源プロトタイプをモデル化する最初の試みについて述べる。モデルは,フィルタ磁場線に垂直な面の2.5次元PIC/モンテカルロ衝突表現で構成される。磁場フィルタと電子偏向場を含む。中性粒子変換によりプラズマグリッドから発生する負イオン電流密度500A/m
2を固定パラメータとして用い,振動励起分子の電子解離性付着及びプラズマグリッド上のイオン変換により生じる負イオンを整合性良くシミュレーションする。結果はフィルタ磁場に垂直な面内の電子磁気ドリフトにより駆動される膨張領域における輸送の非両極性特性を示す。これは取出しグリッドまで検出された上下非対称性を誘起し,これは逆にプラズマグリッドに入射する傾斜した正イオン流及びプラズマグリッドから放出される傾斜した負イオン流を生じる。結果として,プラズマ構造は単一開口の周りでは非均一である。メニスカスは非対称ロブの型を仮定し,深いポテンシャル井戸が他のサイドに関連する開口の一サイドから検出される。それ故,負イオン取出しに対する表面生成の寄与は開口の周りの両サイド間に均等に分布しておらず,単一ビームレット中の非対称電流分布を与えるグリッドの下方サイドから主に生じる。(翻訳著者抄録)