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J-GLOBAL ID：201702276374077596   整理番号：17A0482766

理想化したハリケーン境界層におけるロール構造に対する鉛直風シヤの影響

Impact of vertical wind shear on roll structure in idealized hurricane boundary layers

著者 (2件)： WANG Shouping (Naval Res. Lab., CA, USA) ,  JIANG Qingfang (Naval Res. Lab., CA, USA)
資料名： Atmospheric Chemistry and Physics (Web)  (Atmospheric Chemistry and Physics (Web))
巻： 17  号： 5  ページ： 3507-3524 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： U7039A  ISSN： 1680-7316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 準二次元ロール渦をハリケーン境界層で観測することが多い。この高コヒーレント構造は,変曲点不安定性によって起こされる可能性があり,乱流輸送の組織化に重要な役割を果たすと考えられる。ラージエディシミュレーションを行って,シヤ強度及び変曲点レベルなどの風シヤ特徴が,それのスペクトル特徴と乱流組織に関するロール構造に対する影響を調べた。このシミュレーションで平均風ナジング方式を使って,乱流運動に直接影響を与えずに,指定された平均風シヤを維持した。半径方向の風シヤを強化することでロールの水平規模を拡大し,ロールの運動エネルギーを強化した。変曲点レベルを増加させると,瞬時乱流場によって指示されるロール間隔と一致する波長におけるパワースペクトルに,狭くて鋭いピークを生成する傾向があった。スペクトル接線運動量フラックスは,特に,ロール波長で強いピーク値に達した。対照的に,スペクトル半径方向運動量フラックスは,極大値を通常ロールより短い波長で取得し,ロールの半径方向運動量輸送は,ロール構造の準二次元性によって,接線方向より低効率であることを示唆した。最もロバストなロールは,最高の変曲点レベルと比較的強い半径方向風シヤを伴うシミュレーションで生成された。このスペクトル解析に基づいて,乱流運動量フラックスに対するロール規模の寄与は,境界層の中央で40%に達することができた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *大気境界層 ,  *ハリケーン ,  ロール ,  構造 ,  ラージエディシミュレーション ,  運動エネルギー ,  フラックス【流束】 ,  ウインドシア
準シソーラス用語： 風シヤ ,  *ハリケーン境界層 ,  運動量フラックス

分類 (1件)： プラネタリー境界層  (DC05100B)

タイトルに関連する用語 (4件)： ハリケーン ,  境界層 ,  ロール ,  鉛直風シヤ