抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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県内のナラ類を主体とした広葉樹林は大径化や高齢級化しており,これまで行われてきたナラ類幼齢林における萌芽更新と同様の方法で更新が可能かについては不明な点が多い。本研究では,県内の広葉樹林を構成する主な樹種であるミズナラ,コナラ及びクリについて根株径と樹齢に着目して調査を行うと共に,伐採時期と萌芽の生残率について調査した。その結果,伐採時期と萌芽残存率との関係は,6月と8月の伐採時期で最も萌芽残存率が低かった。また,ミズナラでは,根株径と伐採時樹齢の間に傾向は無かったが,樹齢50年生までは伐採2年後までの萌芽残存率が82%と高い結果となった。コナラでは,30年生までの樹齢ではどの根株径でも2年後までの萌芽残存率は約91%と高かった。さらに,ミズナラ及びコナラの両樹種でこれまで萌芽が発生しないと言われていた樹齢及び根株径でも萌芽が確認された。(著者抄録)