文献
J-GLOBAL ID:201702276542985143   整理番号:17A0653972

成体内皮から免疫担当造血幹細胞への転換

Conversion of adult endothelium to immunocompetent haematopoietic stem cells
著者 (18件):
資料名:
巻: 545  号: 7655  ページ: 439-445  発行年: 2017年05月25日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
内皮細胞から造血幹細胞への一過性の移行を調整する発生経路については,まだ明らかになっていない。本研究で我々は,転写因子をコードする遺伝子群[Fosb,Gfi1,Runx1およびSpi1(以後まとめてFGRSと表記)]の一過的な発現と,血管ニッチ由来のアンジオクライン因子群を介して,成体マウスの内皮細胞を造血幹細胞(rEC-HSC)へ完全に再プログラム化する扱いやすい手法を示す。転換の誘導期(0~8日)は,成熟した内皮細胞でのFGRSの発現により開始し,内在性のRunx1の発現を引き起こす。指定期(8~20日)では,RUNX1+FGRS形質導入内皮細胞は造血系運命に拘束され,もはやFGRSの発現を必要としないrEC-HSCが生じる。血管性ニッチは,rEC-HSCのロバストな自己複製と増殖期(20~28日)を進行させる。rEC-HSCは,成体の造血幹細胞と同様のトランスクリプトームと長期自己複製能を持ち,クローン性生着や,抗原依存的な適応免疫機能などの連続的な一次および二次の複数系譜の再構築に用いることができる。TGFβとCXCR7の阻害,あるいはBMPとCXCR4シグナル伝達の活性化は,rEC-HSCの産生を促進した。多能性に依存せずに内皮細胞を自己由来の移植可能な真の造血幹細胞へ転換することは,血液疾患の治療に役立つかもしれない。Copyright Nature Japan KK 2017
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  造血系 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る