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J-GLOBAL ID：201702276700967523   整理番号：17A1383713

腸先天性免疫とホメオスタシスにおけるビタミンDシグナル伝達【Powered by NICT】

Vitamin D signaling in intestinal innate immunity and homeostasis

著者 (3件)： Dimitrov Vassil (Department of Physiology, McGill University, Montreal, Quebec, Canada) ,  White John H. (Department of Physiology, McGill University, Montreal, Quebec, Canada) ,  White John H. (Department of Medicine, McGill University, Montreal, Quebec, Canada)
資料名： Molecular and Cellular Endocrinology  (Molecular and Cellular Endocrinology)
巻： 453  ページ： 68-78  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0025B  ISSN： 0303-7207  CODEN： MCEND6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腸の内腔は食物同化,有害な粒子の不活性化およびビタミン合成に関与する微生物の多くの主人役を勤める。一方,腸内フローラ,食物抗原,毒素である起炎誘発免疫応答をすることができ,これは,未解決の場合,炎症性腸疾患(IBD)のような慢性疾患につながる可能性がある。内腔内の腸内細菌を含む,微生物負荷と組成を制御するだけでなく,病原性の脅威に適切な自然免疫応答と適応免疫応答を確実にするために,重要である。はビタミンDシグナル伝達は腸生理学のこれらのすべての側面に影響を及ぼすという証拠が増大している健康な腸内ホメオスタシスに寄与した。VDは最初の栄養性くる病の治療剤として発見され,その古典的作用はカルシウム吸収と骨の健康と関連している。しかし,ビタミンDは,多くの骨外性効果の,特に先天性免疫を示した。,パターン認識受容体,抗微生物ペプチドおよびサイトカインの産生,先天性免疫応答の最前線にあることを刺激する。微生物叢を感知における役割を果たし,過剰細菌異常増殖を防止し,腸バリア機能を増強するビタミンDシグナル伝達の作用を補完した。ビタミンDも寛容原性よりもむしろinflammogenic T細胞の分化と機能に有利であった。欠損腸バリア機能と同様に,易感染性先天性免疫機能と過活動適応免疫はIBDと関連している。重要なことに,観察と介入研究はCrohn病,炎症性腸疾患(IBD)の患者におけるビタミンD補給の有益な役割を支持した。本概論では,腸の障壁完全性と自然免疫および適応免疫,および微生物負荷と組成に及ぼすビタミンDシグナル伝達の影響を要約した。まとめると,今までの研究はビタミンDシグナル伝達は腸ホメオスタシスに及ぼす広範な影響を持つことを明らかにし,炎症性腸疾患(IBD)におけるビタミンD補給の潜在的治療効果の機構的基礎を提供した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *ビタミンD ,  治療法 ,  微生物 ,  サイトカイン ,  食品 ,  *自然免疫 ,  Crohn病 ,  ミクロフローラ ,  細胞分化 ,  *ホメオスタシス ,  患者 ,  *ビタミン
準シソーラス用語： 適応免疫 ,  腸内細菌 ,  炎症性腸疾患 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 腸ホメオスタシス ,  ビタミンD ,  バリア機能 ,  先天性免疫 ,  ミクロビオーム ,  炎症性腸疾患

分類 (2件)： 消化器の疾患  (GH03000W) ,  腸  (EJ06040N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 腸 ,  先天性免疫 ,  ホメオスタシス ,  ビタミンD ,  シグナル伝達