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J-GLOBAL ID：201702276738747306   整理番号：17A0526305

Sパラメータ法によるダイポールアンテナの相互インピーダンス測定

Measurement of Mutual Impedance of Dipole Antenna by the S-Parameter Method

著者 (4件)： 笹森崇行 (秋田県大) ,  金井健人 (秋田県大) ,  戸花照雄 (秋田県大) ,  礒田陽次 (秋田県大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 526(AP2016 177-197)  ページ： 37-41  発行年： 2017年03月09日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ダイポールアンテナやループアンテナといった平衡給電アンテナの入力インピーダンスを測定する方法としてSパラメータ法が提案されている。この測定法は平衡給電アンテナのSパラメータをベクトルネットワークアナライザで測定し,計算によって入力インピーダンスの値を求める方法である。これまでの研究において,測定周波数が高くなるにつれて生じる測定用ジグの影響を取り除くためにジグの伝送線路の開放端インピーダンスを用いる改良型開放端補正を提案しており,従来の開放端補正よりも測定精度が向上することを示している。本報告ではSパラメータ法の相互インピーダンス測定への適用性を明らかにすることを目的として,平行に置いた2つのダイポールアンテナ間の距離を変更しながら相互インピーダンスを測定し,Kingによる計算値とFDTD法を用いた計算値との比較を行う。その結果,ダイポールアンテナ同士を正面においた場合から放射素子の軸方向へ約半波長ずらした場合までの範囲において,測定結果は計算値と良く一致することを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ダイポールアンテナ ,  *インピーダンス ,  *電気測定 ,  ループアンテナ ,  入力インピーダンス ,  給電アンテナ ,  伝送線路 ,  電圧 ,  測定精度 ,  有限差分時間領域法 ,  数値 ,  電気装置部品
準シソーラス用語： *Sパラメータ ,  *相互インピーダンス ,  *インピーダンス測定 ,  ベクトルネットワークアナライザ ,  開放端電圧 ,  計算値 ,  放射素子

分類 (1件)： アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (12件)：

• 佐藤和夫, 西川訓利, 鈴木徳祥, 小川 明, “人体近傍に置かれた携帯無線機用アンテナの特性解析,” 信学論(B-II), vol.J79-B-II, no.11, pp.892-900, Nov. 1996.
• 笹森崇行, 加藤貴之, 澤谷邦男, “人体の影響が小さいVHF帯無線端末用ヘリカルアンテナ,” 信学論(B), vol.J84-B, no.5, pp.951-953, May 2001.
• 梶谷篤史, 金ヨンホ, 森下久, 小柳芳雄, “給電部を考慮した携帯端末用U字型折返しダイポールアンテナの特性,” 信学論(B), vol.J92-B, no.3, pp.567-575, March 2009.
• R. Meys, and F. Janssens, “Measuring the impedance of balanced antennas by an S-parameter method,” IEEE Antennas Propagat. Mag., vol.40, no.6, pp.62-65, Dec. 1998.
• K. D. Palmer, and M. W. van Rooyen, “Simple broadband measurements of balanced loads using a network analyzer,” IEEE Trans. Instrum. Meas., vol.55, no.1, pp.266-272 Feb. 2006.

タイトルに関連する用語 (3件)： Sパラメータ ,  ダイポールアンテナ ,  インピーダンス測定