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J-GLOBAL ID：201702276756280393   整理番号：17A0990053

硫化水素はリウマチ性疾患における炎症誘発性メディエーターとして作用する【Powered by NICT】

Hydrogen sulfide acts as a pro-inflammatory mediator in rheumatic disease

著者 (6件)： Muniraj Nethaji (Department of Pathology, University of Otago, Christchurch, New Zealand) ,  Stamp Lisa K. (Department of Medicine, University of Otago, Christchurch, New Zealand) ,  Badiei Alireza (Department of Pathology, University of Otago, Christchurch, New Zealand) ,  Hegde Akhil (Department of Pathology, University of Otago, Christchurch, New Zealand) ,  Cameron Vicky (Department of Medicine, University of Otago, Christchurch, New Zealand) ,  Bhatia Madhav (Department of Pathology, University of Otago, Christchurch, New Zealand)
資料名： International Journal of Rheumatic Diseases  (International Journal of Rheumatic Diseases)
巻： 20  号： 2  ページ： 182-189  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2621A  ISSN： 1756-1841  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 【目的】硫化水素(H_2S)は体内で産生されたガス状メディエーターである。実験モデルにおいて,内因性に産生されたH_2Sは炎症誘発性効果を有することが示されている。本研究の目的は,H_2Sである三種の一般的なリウマチ性疾患,関節リウマチ(RA),痛風,変形性関節症(OA)に存在するかどうかを調べることとH_2Sレベルは疾患活動性と相関するかどうかを決定することであった。RA,痛風,OAおよび健常対照者(各群=30)をもつ【方法】患者を対象とした。,滑液(SF),プラズマと可能性が得られた。H_2Sとインターロイキン-6(IL 6)(陽性対照として知られている炎症マーカー)のレベルは疾患活動性との関係について決定し,評価した。それぞれの血しょう中濃度と比較した場合,【結果】SF H_2Sレベルは両RAと痛風において有意に上昇した。H_2Sの血漿レベルは,RAまたは痛風のどちらかの患者で健康な対照のそれらと異ならなかった。OAでは,H_2Sの血漿レベルは健常対照者と比較して有意に上昇していた。RAでは,SF H_2Sレベルは疾患活動性スコア(DAS) 28と圧痛関節数と相関していた。【結論】H_2Sは関節に存在し,リウマチ性疾患における炎症誘発性メディエーターとして作用する。H_2Sはこれらの条件のための新しい治療標的であるかもしれない。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 滑液 ,  血漿中濃度 ,  変形性関節症 ,  *硫化水素 ,  *リウマチ ,  インターロイキン ,  関節リウマチ ,  患者 ,  *炎症 ,  痛風
準シソーラス用語： 治療標的 ,  圧痛 ,  炎症マーカー ,  疾患活動性 ,  内因性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 疾患活動性 ,  痛風 ,  硫化水素 ,  炎症 ,  インターロイキン-6 ,  慢性関節リウマチ

分類 (1件)： 運動器系の疾患  (GG03000T)

タイトルに関連する用語 (3件)： 硫化水素 ,  リウマチ性疾患 ,  炎症