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J-GLOBAL ID:201702276838752772   整理番号:17A1407162

ドライアイ症候群の治療のための緩衝液中のハーブサプリメント

Herbal Supplement in a Buffer for Dry Eye Syndrome Treatment
著者 (11件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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ドライアイ症候群(DES)は,最も一般的な目の病気の一つである。そこで,DESを,簡易で,かつ効果的に治療する方法が必要である。人工涙液(AT)は,DESを治療するために最も広く用いられている薬剤であるが,効果は高くない。本研究では,DES治療のために,ATに換えて,抗酸化剤であるフェルラ酸(FA)と抗炎症剤であるケンプフェロール(KM)のハーブ抽出物を緩衝液(BS)に加えた。角膜上皮細胞(HCECs)を治療するためのKMとFAの最適濃度を見つけるために,in vitroにおいて,ヒトHCECsと共培養することにより,細胞毒性と消炎作用を調べた。pH,浸透圧,および屈折率等のBSの物理的性質も調べた。治療を評価するためには,DESのウサギを用いた。ウサギの眼における,涙の生産量,角膜への損傷,および眼への刺激性に関しても調べた。結果として,3日間のHCEC培養のためのKMとFAの無毒な濃度は,それぞれ1μMと100μMであることが示された。生死判定染色の結果も,HCECを治療するためのKMとFAの無毒性を示していた。リポ多糖類の刺激により炎症状態にあるHCECの100μMのFAおよび1μM のKM(FA100/KM1)の治療では,リアルタイムPCRにより,IL1β,IL6,IL8,およびTNFαの発現減少が示された。FA100/KM1を含むBSは,中性のpH,およびヒト涙と同様な浸透圧と屈折率を持つことが示された。BS+FA100/KM1の局所的な処置は,ウサギの目に刺激を引き起こすことは無かった。BS+FA100/KM1を処置したグループの角膜の厚さは,正常の目の角膜の厚さと同等であった。BS+FA100/KM1で処置したDESウサギの結果では,無処置のグループと比べて,角膜上皮損傷の低減と涙量の増大が示された。以上から,HCECの炎症の治療のためのFA(100μM)とKM(1μM)の組合わせは,消炎作用を持ち,また,これらのハーブサプリメントの組合わせに緩衝液を加えることにより,DESウサギの治療に有効となり,局所用点眼液として用いることができると結論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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消炎薬の基礎研究  ,  眼の疾患の薬物療法 
タイトルに関連する用語 (5件):
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