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J-GLOBAL ID：201702276928856776   整理番号：17A1126771

Kidd(JK)血液型システム【Powered by NICT】

The Kidd (JK) Blood Group System

著者 (5件)： Lawicki Shaun (John A. Burns School of Medicine University of Hawaii at Manoa UH Pathology Residency Program Office, Honolulu, HI) ,  Lawicki Shaun (Queens Medical Center, Honolulu, HI) ,  Covin Randal B. (Blood Bank of Hawaii, Honolulu, HI) ,  Powers Amy A. (John A. Burns School of Medicine University of Hawaii at Manoa UH Pathology Residency Program Office, Honolulu, HI) ,  Powers Amy A. (Queens Medical Center, Honolulu, HI)
資料名： Transfusion Medicine Reviews  (Transfusion Medicine Reviews)
巻： 31  号： 3  ページ： 165-172  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3178A  ISSN： 0887-7963  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Kidd血液型システムは1951年に発見され,2対照抗原,第三高頻度抗原と共に,Jk~aとJk~b Jk3から構成されている。Jk3抗原は稀なKiddヌル表現型を除いたすべての個体で発現していた。四Kidd表現型は可能である:Jk(a+b ),Jk(a b+),Jk(a+b+),とJk(a b )。Kidd抗原を有する糖蛋白質は腎直管と同様に赤血球の内皮細胞に及ぼす尿素輸送体として機能する10回膜貫通ドメインを持つ43-kDa,389 アミノ酸蛋白質である。この糖蛋白質をコードするHUT11/UT B/JK(SLC14A1)遺伝子は染色体18q12q21に位置している。Jk~aとJk~b抗原は,ヌクレオチド838 280位置でアスパラギン酸またはアスパラギンアミノ酸をもたらすに存在する一塩基多型の結果であった。Kidd血液型はいくつかの困難な輸血状態を生み出すことができる。全ての臨床的に関連する血液型抗原に共通な典型的な急性溶血性輸血反応に加えて,Kidd抗原であるKidd抗原に対する抗体により示される強い既往応答による遅発性溶血性輸血反応を引き起こすで有名である。Kiddヌル表現型は最も民族群では著しく稀であるが,高迎角Jk3抗原に対する抗体を生産するためのKiddヌル表現型の能力のために臨床的に重要である。抗Jk3抗体は急性及び遅発性溶血反応を起こす能力を有する抗Jk~aまたは抗Jk~bと一致挙動を示した。3Kidd抗原のに対する抗体も胎児・新生児溶血性疾患の原因となり得るが,これは一般的に穏やかであった。本レビューでは,Kidd遺伝子と糖蛋白質の詳細への歴史的発見からKiddシステムの構成を概説し,Kiddヌル表現型に対する拡張された焦点を当てたKidd抗体と輸血反応の実用面を考察した。稀なJk(a b )表現型を有するドナー血液のスクリーニングと供給管理に関連したドナーの簡潔な議論で終了する予定である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： アミノ酸 ,  表現型 ,  抗体 ,  内皮細胞 ,  *血液型 ,  胎児 ,  糖タンパク質 ,  溶血 ,  遺伝子 ,  一塩基多型 ,  抗原 ,  ドナー ,  ヌクレオチド ,  輸血 ,  ドナー【臓器移植】
準シソーラス用語： 輸血反応 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： Kidd血液型システム ,  輸血医学 ,  輸血反応 ,  血液ドナー ,  赤血球膜 ,  赤血球

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (1件)： 血液型