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J-GLOBAL ID：201702277122368881   整理番号：17A0123031

スピンアイスでの正と負磁気単極子間の引力Coulomb力の実験的特徴

Experimental signature of the attractive Coulomb force between positive and negative magnetic monopoles in spin ice

著者 (7件)： PAULSEN C. (Univ. Joseph Fourier, Grenoble, FRA) ,  GIBLIN S. R. (Cardiff Univ., Cardiff, GBR) ,  LHOTEL E. (Univ. Joseph Fourier, Grenoble, FRA) ,  PRABHAKARAN D. (Oxford Univ., Oxford, GBR) ,  BALAKRISHNAN G. (Univ. Warwick, CoventryL, GBR) ,  MATSUHIRA K. (Kyushu Inst. of Technol., Kitakyushu, JPN) ,  BRAMWELL S. T. (Univ. Coll. London, London, GBR)
資料名： Nature Physics  (Nature Physics)
巻： 12  号： 7  ページ： 661-666  発行年： 2016年07月 
JST資料番号： W2060A  ISSN： 1745-2473  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スピンアイスにおける磁気単極子の磁場による挙動を研究した。Poole-Frenkel効果,Wien効果及びSchottky効果のような印加電場中の電子と同様な磁気単極子の挙動を確認するため,まずスピンアイスにおいて熱クエンチを用いて磁気単極子の束縛対を生成した。低温磁化測定により磁気単極子の伝導である磁流を確認した。スピンアイスでの磁流の時間依存性及び磁場依存性を測定し,磁気単極子伝導率の磁場依存性及び温度依存性を示した。そして印加磁場により磁場の平方根の指数関数で磁流が増加することがわかった。また磁気単極子間のCoulomb力を確認した。300mKを超える温度において磁気単極子の伝導率が減少することを観測し,スピンアイスにおける非平衡状態の磁気単極子の伝導率について温度及び磁場の状態図を図示した。

シソーラス用語： *磁気単極子 ,  *磁場効果 ,  *温度依存性 ,  Coulomb相互作用 ,  スピン系 ,  磁化特性測定 ,  磁束 ,  磁気 ,  輸送現象 ,  非平衡状態 ,  時間依存性 ,  状態図
準シソーラス用語： スピンアイス ,  磁流

分類 (1件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

タイトルに関連する用語 (5件)： スピンアイス ,  磁気単極子 ,  引力 ,  Coulomb ,  実験