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J-GLOBAL ID:201702277147086951   整理番号:17A1619482

語彙指標を通したポピュラーソング歌詞の経時変化の調査

Investigating the Chronological Variation of Popular Song Lyrics ThroughLexical Indices
著者 (3件):
資料名:
巻:号:ページ: 90-107(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0714A  ISSN: 2188-7276  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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ポピュラーソングは現代の社会と文化の精緻な表現として見なすことができる。特に,ポピュラーソングの歌詞は特定の世代及びコミュニティにおける価値観及び言語的感受性の理解する上で最も重要なものである。本研究の目的は計量文献学的技法を用いて日本語のポピュラーソングの年代変化を調査する事である。本研究では1976年から2015年の間のオリコン年間トップ20のシングルヒットチャート上に現れた858の歌の歌詞を引用した。本研究において調査した言語的特徴は,5つの異なる型の語彙指標,即ち,(a)単語数,(b)喋りの部分,(c)単語型,(d)文字型及び(e)語彙レベルを含む。語彙指標の頻度における経時変化を探究するために多重回帰分析を実施した。その結果,単語型及び文字型の頻度が1990年の前後で劇的に変化したことを示した。さらに,低レベル語彙と同様に助動詞の利用がより優勢となり,一方,形容動詞及び接続詞の頻度が減少した。この発見は,文化潮流のターニングポイントが昭和時代の終焉やバブル経済の崩壊のような歴史的に重要な政治的及び経済的事象に対応していることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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自然語処理  ,  統計学 
引用文献 (28件):
  • Amagasa, Misaki. 2014. “Hitto songu nokashi no tekisuto bunseki” [A Text Analysis of Popular Song Lyrics]. UnpublishedBA thesis. Tokyo: Department of Media and Communications, Faculty of Sociology,Toyo University.
  • Bértoli-Dutra, Patrícia. 2014.“Multi-Dimensional Analysis of Pop Songs.” In Multi-Dimensional Analysis, 25Years On: A Tribute to Douglas Biber, edited by Tony Berber Sardinha and MarciaVeirano Pinto, 149-76. Amsterdam: John Benjamins.
  • Carey, James T. 1969. “Changing CourtshipPatterns in the Popular Song.” American Journal of Sociology 74(6):720-31.
  • Fujikake, Kazumi, Eri Nishimura, MakotoSuganuma, Sayuri Taga, and Chiaki Sawayanagi. 1994. “Gendai ryukōka kashi noutsurikawari: 1970-nendai to 1992-nen hitto kyoku no hikaku kara” [The Change ofthe Contemporary Japanese Popular Song Lyrics: A Comparison between the PopularSongs Produced in the 1970s and 1992]. Chube University Women’s College Gazette5: 49-60.
  • Fujikawa, Daisuke. 1999. “Hitto kyoku nohenka to kodomotachi no Jōkyō” [Changes in Popular Songs and Children’sConditions]. In Treatises and Studies by the Faculty of Kinjo Gakuin University.Studies in Humanities 32: 119-32.
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