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J-GLOBAL ID：201702277160017750   整理番号：17A0513749

パースペクティブ:2D-Raman-THz分光におけるエコー

Perspective: Echoes in 2D-Raman-THz spectroscopy

著者 (2件)： Hamm Peter (Department of Chemistry, University of Zurich, Zurich, Switzerland) ,  Shalit Andrey (Department of Chemistry, University of Zurich, Zurich, Switzerland)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 146  号： 13  ページ： 130901-130901-10  発行年： 2017年04月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,THz体制における液体の分子間自由度の2D応答を測定することができる様々な分光技術が開発されている。ハイブリッドRaman-THzパルス列を使用することにより,2D-Raman分光法の固有の実験的問題は完全に回避され,水および塩水溶液の2D-Raman-THz応答の最近の測定に至った。このレビュー論文は,典型的には非常にぼやけた液体のTHzバンドの不均一性,従って,特に水のような水素結合液体において過渡的に形成される局所構造の不均質性を直接的に明らかにするこのような実験においてエコーを観察する可能性に焦点を当てた。2D-Raman-TH分光法におけるエコーの発生機構については,「従来の」2D-IR分光法とは微妙で重要な点で異なる。その後,エコーが予想される状況を論じ,エコーの情報内容の物理的な描像を明らかにした。すなわち,エコー減衰は,分子間モードの非局在化長さに等しい長さスケールで液体中の局所構造の寿命を反映する。最後に,エコーの観点から最近の実験結果をレビューした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *Raman分光法 ,  *二次元 ,  *分光分析 ,  パルス列 ,  *エコー ,  鮮鋭度 ,  不均一性 ,  水 ,  塩水 ,  水素結合 ,  構造 ,  レビュー ,  減衰
準シソーラス用語： *テラヘルツ分光法 ,  滲み ,  局所構造

分類 (3件)： 赤外・Raman・Rayleighスペクトル一般(分子)  (BH06031K) ,  流体論  (BJ01010U) ,  液体の電子構造一般  (BM02020V)

タイトルに関連する用語 (4件)： パースペクティブ ,  2D ,  分光 ,  エコー