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J-GLOBAL ID：201702277216204790   整理番号：17A1695877

需要密度・移動距離に着目した多様な公共交通システムの優位性に関する理論的考察

Theoretical Approach for the Selection of Public Transport Systems Considering Urban Density and Travel Distance

著者 (2件)： 長谷川大輔 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  鈴木勉 (筑波大 システム情報系)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 52  号： 2-3  ページ： ROMBUNNO.Vol.52No.3,145  発行年： 2017年10月25日 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,需要密度・移動距離に着目した多様な公共交通システムの優位性に関する理論的考察について報告した。先ず,本研究では,乗降場所へのアクセス移動の有無,路線・運行ダイヤの有無といった運行形式の異なる交通サービス5種類をモデル化し,需要密度および利用者の移動距離の違いが,各交通手段が一定のサービスレベルを実現するために必要な費用に対し,どのように影響するか分析すること等を報告した。次に,都市モデルによる交通サービスの優劣比較,コストを最小化する交通サービス,地域公共交通導入の実態と理論的モデル結果との比較について報告した。最後に,まとめと今後の課題として,1)高需要密度では路線型,低需要密度ではタクシー型が優位であること,2)コミュニティバス導入地域では高需要密度・短距離移動であるのに対し,デマンド型導入地域では逆の傾向が見られたこと,3)各交通サービスの有利領域と自治体別の値との比較を行い,路線型・デマンド型交通導入地域におけるモデルの適合性を部分的に確認できたこと等を報告した。

シソーラス用語： *距離 ,  公共輸送 ,  交通システム ,  需要 ,  トリップ ,  道路交通 ,  時刻表 ,  モデリング ,  都市モデル ,  タクシー ,  路線バス
準シソーラス用語： *移動距離 ,  *公共交通システム ,  *需要密度 ,  *優位性

分類 (1件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

タイトルに関連する用語 (7件)： 需要 ,  密度 ,  移動距離 ,  着目 ,  公共交通 ,  優位性 ,  理論