抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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秋田県では近年,リンゴ黒星病は県北部を中心に発生し,ナシ黒星病は全県的に発生している。また,1995~2014年雄全国の両病害の発生状況を見ると,リンゴ黒星病はほとんどの生産県で発生しているものの発病面積率は低い傾向にあり,ナシ黒星病は全国的に発生面積率,発生程度とも高く推移している。1985~2014年の気象データを見ると近年は最高気温が30°C以上及び35°C以上の出現日数が増加している。これらから両病害の発生の差は高温の影響によると考え,両病原菌の分生子の発芽と菌糸の生存に及ぼす温度の影響を培養試験で調査した。その結果,分生子,菌糸ともリンゴ黒星病菌はナシ黒星病菌より高温に対する耐性が低いことが判明した。これらの結果を基にリンゴ黒星病,ナシ黒星病の発生動向を考察した。