抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イノベーション競争の激化,短縮化のなかで,製品開発の効率と効果が肝要になる。製造工程でコストカットと効率改善に利用されるリーンは,製品開発の効率にも貢献し得るのだが,そのアプローチがR&Dに適用されることは稀であった。2005年に危機に直面したGoodyear Tire&Rubber社はそれに乗り出す。リーンシンキングにおける5段階の経路は,1)顧客のために価値を特定する,2)価値ストリームに専念する,3)そこに流れを作るか,4)プル・システムを構築する,5)リーンR&D文化を作るためにこれらを徹底する。G社が核とした5原則は,1)協同的同時工学,2)プル,3)遅めの開始,4)可視的管理とスケジューリング,5)無駄の排除。その結果,今日同社はすべての新製品を市場が望むとき望む形で上市しており,過去3年間に発売した製品は同社売上の30%以上を生み出し,時間通りの新製品納品は20%から95%に改善された。