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J-GLOBAL ID:201702277400588232   整理番号:17A0499309

酸化チタン上のベシクル吸着にベシクルサイズがどのように影響を及ぼすかの検討 立体充填と形状変形との間の競争

Investigating how vesicle size influences vesicle adsorption on titanium oxide: a competition between steric packing and shape deformation
著者 (3件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 2131-2139  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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固-液界面における脂質ベシクルの吸着挙動の理解はソフトマター吸着質への基礎的な洞察を得るためにも担持脂質二分子層(SLB)作製などの実際的用途にとっても重要である。SLB形成の過程は非常に詳しく調べられているが,特に高表面被覆率における破裂のないベシクル吸着の詳細はあまり理解されていない。本論文においては酸化チタン表面へのベシクル吸着に対するベシクルサイズ(84~211nm直径)の効果を検討するために,散逸水晶振動子微量天秤(QCM-D)と局在表面プラズモン共鳴(LSPR)との同時測定を使用することによってこの問題に取組んだ。これら二つの技法の測定原理の基本的な差違ならびに探測体積の不整合のために,センサ表面近くに吸着した脂質質量だけでなく吸着した脂質と吸着したベシクル層中の流体力学的に結合した溶媒との全質量を全体として決定することが可能であった。ベシクルサイズの増加とともにQCM-D周波数信号は漸近値に達する単調挙動を示したが,QCM-Dエネルギー散逸信号はベシクルサイズに従って増加し続けた。まったく対照的に,センサ表面近くのLSPR追跡脂質質量は,放物線傾向に従い,最大の対応する測定応答は中間サイズのベシクルで起った。これらの知見は,固体表面と接触する吸着したベシクルの最大の度合いがベシクル変形と立体充填との競合する影響のために中間ベシクルサイズで起こることを明らかにした。今後,このような情報は,リン脂質集合体の分子自己集合を制御するためならびに変形可能ソフトマテリアル吸着質を検討するための基礎を提供するために利用することができる。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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コロイド化学一般  ,  固-液界面 

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