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J-GLOBAL ID：201702277436884649   整理番号：17A1422301

硫酸輸送動力学と毒性は水生昆虫におけるナトリウムにより調節される【Powered by NICT】

Sulfate transport kinetics and toxicity are modulated by sodium in aquatic insects

著者 (3件)： Scheibener Shane (Department of Biological Sciences, North Carolina State University, Raleigh, NC, USA) ,  Conley Justin M. (Department of Biological Sciences, North Carolina State University, Raleigh, NC, USA) ,  Buchwalter David (Department of Biological Sciences, North Carolina State University, Raleigh, NC, USA)
資料名： Aquatic Toxicology  (Aquatic Toxicology)
巻： 190  ページ： 62-69  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0823B  ISSN： 0166-445X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 淡水生態系の塩水化は主要な生態学的問題として出現している。塩類集積作用(例えば露天採炭,水圧破砕,道路凍結防止,乾燥地の潅がい,など)のいくつかの人為的な原因は淡水生態系における生物多様性損失と関連している。昆虫は淡水生態学を支配する傾向があるので,異なった分子種は異なった主要イオンにより支配される塩分マトリックスにどのように応答するかと理由の理解を深めることが重要である。カゲロウNeocloeon trianguliferへの主要なイオン毒性は水よりも比電導度のイオン組成に起因することを示す以前の研究に基づいている。低Ca:Mg比と高いSO_4:Na比を持つ合成水は毒性を生成し,より高いCa:Mg比と低いSO_4:Na比を持つ水は同程度の伝導率でのカゲロウに毒性を示さなかった。ここでは,Mgは4種の水生昆虫種における環境的に現実的な比でのCa取込を競合的にないことを示すために放射性トレーサ手法を用いた。5カゲロウにおけるSO_4取込動力学を特性化し,SO_4取込に及ぼす種々のイオンの影響を評価した。SO_4を一定に保持したとしての二重標識実験はSO_4とNa輸送速度の間の逆相関を示し,Naが増加し,Na(とClまたはHCO_3ない)であるSO_4輸送に拮抗作用をすることを示唆した。この観察に基づいて,Naの増加はNa依存性様式でSO_4誘導毒性に対して保護するという仮説を検証した。Naを0.7から10.9mMに増加濃度依存的に20.8mM SO_4に関連した96時間生存率を改善した44%から73%であった。しかし,Naは21.8mMに達したとき,生存率は16%に減少した,主要イオンの他の相互作用はこれらの条件下で毒性を引き起こすことを示唆した。山頂石炭採掘によって影響された河川で一般的に観察される硫酸塩上昇と低いナトリウムの組合せは,敏感な水生昆虫における毒性を引き起こす可能性がある。全体として,塩類集積作用から淡水生物多様性を緩和し,効果的に保護への主要なイオン毒性の理解を深めることが重要である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： イオン ,  マグネシウム ,  *ナトリウム ,  河川 ,  電気伝導率 ,  生態学 ,  生存率 ,  カルシウム ,  淡水 ,  硫酸塩 ,  生物多様性 ,  *毒性 ,  塩分 ,  生態系 ,  *昆虫類

著者キーワード (6件)： 水生昆虫 ,  主要イオン ,  生理学 ,  浸透圧調節 ,  Toxicity ,  硫酸塩

分類 (2件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  動物に対する影響  (EE05040R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 硫酸 ,  輸送 ,  動力学 ,  毒性 ,  水生昆虫 ,  ナトリウム ,  調節