文献
J-GLOBAL ID:201702277495262343   整理番号:17A0486401

日本海におけるアカウミガメ孵化幼体の大量漂着が示唆するその出生地と移動

Mass-stranding suggests natal area and migration of loggerhead turtle hatchlings in the Sea of Japan
著者 (23件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 3-12  発行年: 2017年03月30日 
JST資料番号: G0845B  ISSN: 0021-5007  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2012年9月から2013年4月にかけて,日本海沿岸で196個体のウミガメ類が漂着した。混獲された個体などを合わせると243個体となり,例年にない数のウミガメ類が発見された。種別の発見数はアカウミガメ151個体,アオウミガメ61個体,タイマイ17個体,ヒメウミガメ4個体,ウミガメ科の雑種4個体,オサガメ3個体であった。本研究で特に注目したのは,当歳幼体とここでは呼ぶ,甲長10cm前後の孵化後数ヶ月のアカウミガメであった。アカウミガメ当歳幼体は107個体が漂着し12個体が混獲されており,ウミガメ類発見数の大半を占めていた。これらアカウミガメ当歳幼体は,mtDNAコントロール領域における~820塩基対より決定したハプロタイプの出現頻度から,沖縄や沖永良部産で,一部屋久島産が含まれることが示唆された。これらの個体が日本海に流入し始めたのは混獲の目立ち始めた10月から11月にかけてだと考えられ,水温の低下に伴い12月から1月になって日本海の海岸線に大量に打ち上げられたと推察された。水温の低下する冬季の日本海はウミガメ類の生存には厳しい環境であるとも思われるが,中には津軽海峡を通って太平洋へ抜けたであろう当歳幼体もいた。日本海に入ることはアカウミガメの当歳幼体にとって必ずしも無効分散ではないのかもしれない。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
個体群生態学 
引用文献 (43件):
もっと見る

前のページに戻る