抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,福井県のナマコ漁業者からの要望が高い放流用のナマコ種苗の確保を目的として,効率的な天然採苗の検討と浮遊幼生の発生状況について調べた。市販の丸籠にカキ殻とウミトラノオを投入した採苗器を作製し,県内8海域15地点に設置して稚ナマコを付着させた。さらに,採苗器を設置した9地点において,プランクトンネットを用いて浮遊幼生の採集も行った。その結果,敦賀海域での採苗数が最も多く,2海域を除きアオナマコよりもアカナマコの採苗数が多かった。浮遊幼生の採集を試みたが,個体数は少なく,リアルタイムPCRでもいずれのサンプルからもナマコDNAを検出できなかった。