文献

J-GLOBAL ID：201702277591163812   整理番号：17A1065701

ナノサスペンション型潜熱蓄熱材の蓄・放熱特性

Heat Storage and Release Characteristics of Nanosuspension Type Latent Heat Storage Material

著者 (6件)： 森田慎一 (米子工高専) ,  平田光樹 (米子瓦斯) ,  早水庸隆 (米子工高専) ,  山田貴延 (北見工大 工) ,  堀部明彦 (岡山大 大学院) ,  春木直人 (岡山大 大学院)
資料名： 熱物性  (日本熱物性学会会誌)
巻： 31  号： 3  ページ： 118-124  発行年： 2017年08月31日 
JST資料番号： X0597A  ISSN： 0913-946X  CODEN： NEBUE4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 工場廃熱や温泉熱などの100°C以下の低温熱源の熱エネルギーは,ほとんど使われることなく捨てられており,有効利用されることが望まれる。本研究の目的は,ナノサスペンション(懸濁液)型潜熱蓄熱物質の蓄・放熱特性評価である。ナノサスペンションは,微細化分散質(潜熱蓄熱物質)であるテトラコサン(CH₃(CH₂)₂₂CH₃=338.66,純度>99%,規格値融点50.0~53.0°C),分散媒(連続相)としての蒸留水および非イオン界面活性剤を組成とする。本報は,示差走査熱量計(DSC)を用いて昇温・降温速度および分散質の組成質量割合を変化させた場合の測定を行い,ナノサスペンションの比熱,見かけの融点・凝固点温度,融解・凝固潜熱量を評価した結果について述べるものである。(著者抄録)

シソーラス用語： *蓄熱材 ,  *蓄熱 ,  *熱放射 ,  *懸濁液 ,  示差走査熱量測定 ,  比熱 ,  融点 ,  凝固点 ,  融解熱 ,  凝固
準シソーラス用語： *潜熱蓄熱材 ,  *放熱 ,  *ナノ懸濁液 ,  融解潜熱

分類 (1件)： エネルギー貯蔵  (LC02000F)

物質索引 (1件)： テトラコサン

引用文献 (13件)：

• [1] 菅原征洋,他10名;「蓄熱工学1基礎編」,関信弘 編(1995), 43,森北出版.
• [2] 稲葉英男,森田慎一;「低温潜報物質を芯物質とする微細カプセル混合水を用いた蓄放冷システムに関する基礎研究第3報」,日本機械学会論文集B編,61 592, (1995)4448-4455.
• [3] 稲葉英男,森田慎一;「分散媒(水)に凝固点降下処理を施したO/W型潜熱エマルションの冷蓄熱特性に関する研究」,日本冷凍協会論文集,11 2(1994)155-166.
• [4] 久保真治,秋野詔夫,田中周,長島昭;「マイクロカプセル化相変化物質スラリーを用いた加熱水平円柱まわりの自然対流熱伝適」,日本機械学会論文集B編,64 625(1998) 3013-3020.
• [5] 稲葉英男,堀部明彦,塚本晋文,金明俊;「温空気泡群と潜熱マイクロカプセルとの直接接触熱交換による蓄熱特性」,日本機械学会論文集B編,66 645, (2000)1487-1494.

タイトルに関連する用語 (3件)： サスペンション ,  潜熱蓄熱材 ,  放熱特性