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J-GLOBAL ID：201702277668172943   整理番号：17A0746588

食品異物検査用0.1THz帯テラヘルツイメージング装置の開発

著者 (6件)： はい鐘石 (名古屋工大) ,  莅戸立夫 (富山大) ,  遠藤政男 (東大) ,  石橋忠夫 (NTTエレクトロニクステクノ) ,  清水誠 (NTTエレクトロニクス) ,  草薙都巳 (NTTエレクトロニクス)
資料名： クリーンテクノロジー  (Clean Technology)
巻： 27  号： 7  ページ： 54-58  発行年： 2017年07月10日 
JST資料番号： L1138A  ISSN： 0917-1819  CODEN： KTEKER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食品の異物検査は工場でコンベヤ上を高速移動する対象の食品全体に対して行われるが,金属検出器やX線透視装置では虫やプラスチックなどの食品と密度や電気的特性の近い異物の検出が困難である。周波数が約0.1~10THz(1THZ=10¹²HZ)の電磁波であるテラヘルツ(THz)波は光と電波の境界に位置し,光の高い空間分解能と電波の優れた物質透過性を併せ持つ。THz波の周波数は赤外線よりも低く,X線のように人体に害を与えることはない。THz波は紙,布,プラスチックに対して高い透過性を有する一方,水には強く吸収されるため,THz波で測定可能な食品の種類とその厚さが制限される。THz波による食品異物検査では対象食品に合わせ,必要な画像分解能を考慮しながら適切に動作周波数を設定する必要がある。筆者らが開発した中心動作周波数が0.1THz帯のイメージング装置は最小画像分解能4mm,被写体深度30mm,測定可能な幅300mmの性能を持ち,かつ20m/分以上のベルトコンベヤに対応できる。その性能評価結果及びTHz画像例について記述した。

シソーラス用語： *食品検査 ,  *製品検査 ,  *夾雑物 ,  食品工場 ,  食品加工 ,  *撮像装置 ,  *テラヘルツ波 ,  性能評価 ,  分解能 ,  *異物検査 ,  装置開発
準シソーラス用語： *検査装置 ,  *イメージング装置 ,  透過性 ,  画像分解能

分類 (2件)： 食品の検査・取締り  (FJ01054G) ,  食品工業一般  (FJ02010F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 食品 ,  異物検査 ,  テラヘルツイメージング ,  開発