オマーンオフィオライト北部の基底マントル断面における縞状単位内のClinopyroxenite岩脈:最新深部火成活動の記録【Powered by NICT】

Ishimaru Satoko; Ishimaru Satoko; Arai Shoji; Tamura Akihiro

文献

J-GLOBAL ID：201702277686607556 整理番号：17A1705287

オマーンオフィオライト北部の基底マントル断面における縞状単位内のClinopyroxenite岩脈:最新深部火成活動の記録【Powered by NICT】

Clinopyroxenite dykes within a banded unit in the basal mantle section of the northern part of the Oman ophiolite: A record of the latest deep-seated magmatism

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資料名：
巻： 292-293 ページ： 334-347 発行年： 2017年
JST資料番号： A0172A ISSN： 0024-4937 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

オマーンオフィオライト北部の変成した底部の最上部にSumeini地域内の縞状ハルツバージャイトブロックにおける単斜輝岩岩脈を見出した。岩脈は明らかに斜方輝石かんらん岩の変形構造を切断し,そのフラグメントを含む,オフィオライトのオブダクション中の岩脈形成を示した。岩脈中の単斜輝石のMg#[=Mg/(Mg+全Fe)]は0.81から0.91の範囲にあり,ハルツバージャイトフラグメントへの0.93まで近位を増加させた。ハルツバージャイトフラグメントにおけるマントル鉱物は不変ハルツバージャイトのそれらよりも岩脈を形成し,低い単斜輝石とスピネルMg#を得たマグマ,およびより高いTiO_2含有量のスピネルとの相互作用を介して化学的に修飾した。これらの地球化学的特徴は,単斜輝岩岩脈は,海洋島玄武岩(OIB)様親和性を有する軽希土類元素(LREE)に濃縮され比較的深部原始マグマから誘導されたキュームレイト,から離れた起源のV3溶岩と地球化学的に似てであることを示した。これ等のデータを組合せて地質学的観察と単斜輝岩岩脈はV3溶岩の根系を表すことを示唆した。単斜輝岩岩脈の著者らの解析は,V3マグマの外部性質,外部からスライスした海洋リソスフェアに添加して証明した。V3マグマは,単斜輝石の深部結晶化を受け,表面へのマントルかんらん岩en経路との相互作用は限定されていることが示唆された。Sumeini単斜輝岩(すなわち,ざくろ石角閃岩に囲まれた縞状ハルツバージャイトブロックに定置した)の発生のモードは「沈み込むスラブ」と熱いアセノスフェアマントルのその後の浸潤の分断に起因するオマーンオフィオライト下のOIBマグマ(V3溶岩)の生成と一致した。この見解はオマーンオフィオライト中のV3関連岩石の限定された分布と一致した。オフィオライト・オブダクション時における、そのようなOIBマグマの生産は稀な事象,特に若くそして熱い海洋リソスフェアの沈み込み時のではない。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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火成岩全般

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