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J-GLOBAL ID：201702277772955123   整理番号：17A0568703

北薩豪雨災害における住民の避難行動意識の調査

著者 (5件)： 安達貴浩 (鹿児島大学学術研究院 理工学域工学系) ,  小橋乃子 (鹿児島大学大学院 理工学研究科海洋土木工学専攻) ,  齋田倫範 (鹿児島大学学術研究院 理工学域工学系) ,  加治賢祐 (国土交通省九州地方整備局川内川河川事務所) ,  安部剛 (国土交通省九州地方整備局川内川河川事務所)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 72  号： 4  ページ： I_1321-I_1326(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鹿児島県北西部の川内川流域では,平成18年7月19~23日の大雨によって,上流から下流に至る3市2町の136箇所で浸水被害が発生し,浸水家屋2,347戸に及ぶ甚大な被害を生じた。現地では,平成23年度までに河川激甚災害対策特別緊急事業が実施され,現在は鶴田ダム再開発事業が実施されている。計画規模以上の豪雨が発生すれば,ハード対策だけで災害を防ぐことはできず,人的被害の発生リスクを低減するソフト対策を講じる必要がある。本研究では,水害時に公的機関による救助を必要とした人(以下,被救助者)を「避難する必要があったにもかかわらず適切な避難行動ができなかった人」と見なし,被救助者が多く居住すると考えられる地域を対象にアンケート調査を実施した。そうして,被救助者の回答に着目し,川内川流域住民の水害に対する避難行動について検討した。さらに,今後生じうる水害での避難行動意識に関する調査結果に基づいて,住民の避難行動の意識の背景を明らかにした。

シソーラス用語： 鹿児島県 ,  *水害 ,  *豪雨 ,  *住民 ,  損害 ,  減少 ,  災害対策 ,  アンケート ,  *人間行動 ,  *意識調査 ,  ソフト対策 ,  リスク低減 ,  人的被害 ,  *避難行動
準シソーラス用語： 川内川 ,  地域住民 ,  *北薩豪雨災害

著者キーワード (5件)： Hokusatsu heavy rain disaster ,  questionnaire survey ,  awareness of rescuees ,  normalcy bias ,  cognitive dissonance

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  洪水対策  (RC12040I)

引用文献 (8件)：

• 1) 川内川河川事務所 : 川内川激得記録誌,2013.
• 2) 土谷恭平,小場隆太,大本照憲,藤見俊夫 : 河川災害における住民の避難行動と災害外力の相関分析,土木学会西部支部研究発表会講演資料,pp. 177-178, 2008.
• 3) 例えば,http://www.qsr.mlit.go.jp/sendai/bousai/suigainituyoi/
• 4) 及川康,片田敏孝 : 河川洪水時の避難行動における洪水経験の影響構造に関する研究,自然災害科学18(1), pp. 103-116, 1999.
• 5) http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index2.cgi?ac1=B102&ac2=&ac3=4973&Page=hpd2_view

タイトルに関連する用語 (5件)： 豪雨災害 ,  住民 ,  避難行動 ,  意識 ,  調査