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J-GLOBAL ID：201702277780277645   整理番号：17A1943174

近傍CUの動きベクトル分散を利用したPUインター予測モード高速決定法

Fast PU inter mode selection method utilizing variance of motion vectors of the neighboring CUs

著者 (4件)： 飯田拓真 (三重大 大学院工学研究科) ,  近藤利夫 (三重大 大学院工学研究科) ,  佐々木敬泰 (三重大 大学院工学研究科) ,  深澤祐樹 (三重大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 329(CS2017 62-77)  ページ： 67-72  発行年： 2017年11月23日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スーパーハイビジョンの試験放送開始など,動画像の高精細化が進んでいる。この高精細化に伴う圧縮率向上の要求に応えられるように,2013年に標準化されたH.265/HEVCは,インター予測を様々な候補PUに対して繰り返し行うことから,演算量が膨大となる問題がある。本報告では,この問題の解決に向け,対象CUの近傍4つのCUで検出された動きベクトルの分散特徴を用いることで,候補PUを大幅に削減する手法を提案している。また,提案手法をHM-10.0に実装し,エンコード時間を40%以上削減できることを示している。(著者抄録)

シソーラス用語： *画像処理 ,  *ベクトル ,  モード ,  *HDTV ,  *IEC規格 ,  *ISO規格 ,  計算量
準シソーラス用語： *H.265/HEVC ,  *スーパハイビジョン ,  *動きベクトル ,  予測モード

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (5件)：

• G.J. Sullivan, J. Ohm, W.-J. Han, and T. Wiegand, Overview of the high efficiency video coding (HEVC) standard., Circuits and Systems for Video Technology, IEEE Transactions, vol. 22, no.12, pp.1649-1668, 2012.
• T. Nishikori, et al., A fast CU decision using image variance in HEVC intra coding, Industrial Electronics and Applications (ISIEA), IEEE Symposium, 2013.
• 宮澤一之, 坂手寛治, 井口和久, “HEVCインター予測処理におけるCU分割決定の高速化,” 電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集, A-4信号処理, pp.78, 2012.
• 小林大祐, 新田高庸, 池田充郎, 上倉一人, 如澤裕尚, “HEVCイントラ予測処理におけるCU分割手法に関する一検討,”電子情報通信学会総合大会, D-11 画像工学, pp.85, 2012.
• 西村隆太郎, 近藤利夫, 佐々木敬泰, 深澤祐樹, “対象CU内の輝度値分散特徴を利用したインター予測PU高速決定法,” 電子情報通信学会, 2016.

タイトルに関連する用語 (5件)： 近傍 ,  Cu ,  動きベクトル ,  Pu ,  予測モード